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東京都

一般社団法人COLOR-P

代表理事

町山 辰也

TATSUYA MACHIYAMA

日本中に子ども達と基地をつくりたい

47都道府県のどこかで毎年イベントを行うことが夢です。今関わっている子どもたちが、将来参加者ではなく一緒に働く仲間になってくれることを願っています。一緒に未来を歩んでいける仲間やそんな世界を、事業を通して作れたら嬉しいです。

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PROFILE

  • 企業名

    一般社団法人COLOR-P

  • お名前

    町山 辰也

  • 日本中に子ども達と基地をつくりたい

CEO STORY

Q1

B. 上記であなたを紹介してくれた方はどのような存在ですか (350文字以上 推奨)

COROR‐PのHPに登場するスタッフの「あそび隊長」こと野上義史さん、通称ヨッシーです。彼との出会いは東日本大震災が起こった2011年、私が主催した講演会の親睦会でのことでした。初めての挨拶を交わした後、すぐにヨッシーから電話がかかってきました。自分のやりたいことについて話すと、「一緒にやりましょう」と即座に意気投合しました。それ以来、彼はずっと私のそばにいてくれる大切な存在となり、今では家も本当に歩いてすぐのご近所さんです。そんなヨッシーは、夢を叶えるための大事な仲間であり、私たちの活動にとって欠かせないキーパーソンです。彼の情熱と行動力は多くの人々に影響を与え、私たち団体の目標達成に大きく貢献しています。これからも一緒にさまざまな挑戦を乗り越え、さらに多くの夢を実現していきたいと願っています。

Q2

D. どんな学生でしたか

幼少期はポッチャリ型で、運動が苦手な学生でした。そのためなかなか周囲に馴染めず、自信もなくて仲間外れになったこともあり、学校に行かなかった時期もありました。しかし、小学3年生の時にサッカーアニメに出会い、サッカーを習い始めると状況が一変しました。背が伸びて運動に自信がついたことで、クラスのムードメーカー的存在になり、周りとも打ち解けるようになりました。当時、両親は飲食店を営んでおり、私は営業中の店の裏で毎日壁当てをして自主練に励んでいました。小学校から高校までの学生時代は、まさにサッカー三昧のサッカー少年。サッカーに熱中することで困難を乗り越え、多くのことを学びました。この経験で培った忍耐力や協調性は現在の私の基盤となっており、これからも大切にしていきたいと思っています。

Q3

E. 学生時代から社長になるまでの道のり(経歴)を教えてください

高校時代が転機でした。サッカーを辞めようかと思っていましたが、どうしても高校サッカーで全国大会に出場したいと思い、サッカー強豪校の先輩に相談し、セレクション(チームに所属するメンバーの選出などを行う試験)を受けたいと伝えました。その後チームに入ることができ、ガッツと協調性を学ぶことができたのです。社会人リーグでもサッカーを続けていましたが、社会人になってから海外へ遊びに行ったことがきっかけで仕事を辞め、日本と海外を行き来するようになりました。滞在先のホストファミリーのお父さんに、「君は僕の子ども同然だ。君がチャレンジして失敗した時はサポートしよう。君は日本とうちと、2つ家族があるんだから、人の2倍はチャレンジしてみなさい」と言われ、それ以来いろいろなことにチャレンジするようになりました。帰国後は千葉県の米軍基地でホテルマンとして勤め、いつの間にか話せるようになった英語を活かし仕事をしていました。その中で、「自分にもできることがあるかな」と思い立ち、子どもたちのケアをするNPOに入ったことが、今に至るきっかけです。まだ30歳過ぎですがこうした経験をいかして、大人も子どももみんなが楽しめる場所を作りたいと思い、今の団体を立ち上げています。

Q4

F. 最近感情が動いたエピソード

団体を始めた当初も児童養護施設に関わっていた時も、虐待を受けたり壮絶な経験をした子どもに出会いました。そんな境遇にもかかわらず、未来を信じているという子どもが何人もいました。「なんでそんなに未来を明るく見られるの?」と尋ねると、「この人たち(施設の職員)と出会えたから」や、「この場所があったから、生きていけるんだ」と答えてくれました。人生が変わる瞬間や変える瞬間は、宝くじに当たるよりも人との出会いによって変わる方が、確率的に高いなと思います。このことに感動し、自分に置き換えて考えてみると、教育現場で長く働いてきた仲間や、ビジネスの第一線で活躍してきた仲間が揃った時、このように子どもたちの人生を本当に変えることができるのだと、ここ一年ほどで実感しています。今、結婚式場をリユースして、小学校と中学校を作る計画を立てているのですが、このエピソードを忘れずに進めていきたいと思います。

Q5

G. 汗と涙の塩(CEO)味エピソード(経営における最大の危機)

ビッグプロジェクトを抱えていた時が、経営における最大の危機でした。プロジェクトが大きくなるにつれて本当にすごい人たちが集まり、自分の役割が分からなくなってしまったことで、自分の存在感が薄れていくように感じました。自信のなさから、見栄を張って自分を大きく見せようとしたこともありました。プロジェクトを自分だけでやったと周りに話してしまうこともありました。この見栄が原因で、バリバリの起業家の方々から「守秘義務を守れていない」といった厳しいご指摘を受けることがありました。この経験から、プロジェクトの成功にはチーム全体の努力と協力が不可欠であり、自分一人で成し遂げたかのように見せることは逆効果だと学びました。

Q6

H. 経営危機をどのように乗り越えましたか

自分を大きく見せようとしていたそんな時に、「そんなにすごい人に見せなくていいんだよ。たっちゃんは、たっちゃんのままでいい。自分自身で勝負しなよ」と仲間に言われました。この言葉に救われ、落ち込んでいた分、もうちょっとだけ頑張ってみようと思えました。仲間がちゃんと指摘して軌道修正してくれたおかげで、危機を乗り越えることができました。自分自身を見つめ直し、本来の自分で勝負することの重要さに気付きました。今でもこの時のことを感謝しています。この経験を通じて、自分自身の成長と共に、より強固なチームを築くことができました。

Q7

I. 社員とのエピソード(名物社員紹介)、社員への思い

私の他己紹介をしてくれた「よっしー」です。今まで子育て支援などで多くの人たちと出会ってきましたが、彼はずば抜けて子どもたちの心を掴むのが上手く、子どもたちの変化を見抜く力も持っています。現在、私たちの学校で「子供が作る大人を育てる未来創造学校」というプロジェクトがあります。子どもたちが主体となり、各教科の専門家が集まって、今どのようなことが必要なのかを検証していく教育の研究実践機関になっているのですが、彼自身が研究材料になると皆さんから評価されています。彼はどんな子どもでも、例えばみんなの輪の中に入れない子さえも、自然と引き寄せてしまう遊びの天才です。彼がいると、子どもたちの笑顔が絶えません。私たちの活動において非常に大きな意味を持つ彼と共に働けることに感謝しています。

Q8

J. リーダーシップのスタイル

以前は、リーダーたるもの強くなければならないと思っていました。でも数年前に弱音を吐けなくなり、潰れてしまったことがありました。自分はダメかもしれないと思った時に、年の離れた弟に「嬉しいよ、今なら俺も兄貴の力になって助けることができる」と言われました。その言葉に救われ、こうやって人は「頼る」ことで他人や自分に対する価値が生まれるのだと思いました。いろいろな経験を踏まえて、自分でできることは積極的に取り組む一方で、周りの人々をとことん巻き込みながら手伝ってもらう。リーダーが全てを一人で背負うのではなく、チームとして力を合わせることで、より大きな成果を達成できると認識したのです。こうしたリーダーシップのスタイルが、自分にとっても周りにとっても最善であると思っています。

Q9

K. 事業を通して実現したい夢

「日本全国に基地を」というCOLOR-Pのテーマの1つに従って、47都道府県毎年どこかでイベントを行うことです。現在関わっている子どもたちが、将来はイベントの参加者としてではなく、一緒に働く仲間になってくれることを願っています。彼らと一緒に未来をずっと歩んでいける仲間やそうした仲間が集う世界を、事業を通して作りたいです。そしてコロナ禍での外出制限が緩和された今、積極的にイベントを開催していきたいと考えています。全国に自分の居場所があったら、子どもたちの未来はどこへでも進めるのではないだろうか。一つの出会いが、悩んだり道に迷った時の光になるかもしれない!自分の進む道を自分で見つけていく。日本全国に「基地(居場所)」をつくるため、新しい未来の形に挑戦します。

Q10

L. 夢を実現するために武器となる社長の強み、こだわり

「一期一会」が座右の銘です。人と人とのつながりを大切にしながら、仲間を作る。一回目の出会いを応援に変えるのが強みです。

Q11

M. 社会貢献、地域貢献、SDGsに関して実行していること

知らない間に遊びを通してやっていたことが、実はSDGsだったんだと、参加者が後から気づけるようなイベントや企画を作っています。入り口を入りやすく工夫したいなと思います。

Q12

N. 自社の強み、面白い制度

最初はプログラム的にある程度形を作って運営していました。しかし次第に、「これで本当にいいのか」と、違和感を覚えるようになりました。そこで、現在ではスタッフそれぞれが好きなことをして、一見バラバラに見えるけれど一体感のある空間や空気感を作り出しています。大人もその場に来ると童心に返り、楽しみながら学びを得ることができます。ただプログラムに従うだけではなく、自主性を尊重し個々の能力を最大限に引き出すことで活気ある組織となっていることが強みです。

Q13

O. 若者に望むこと、共に挑戦したいこと、メッセージ

人との出会いを本当のご縁に変えるのは自分自身の力です。たとえ失敗してもたかが知れています。特に2回目のアクションを怖がる方もいますが、恐れず行動してほしいです。本当に人生が変わることがあるので、一つ一つの出会いを大事にしてほしいと思います。先にも書きましたが、私は高校生のときにサッカーのセレクションを受けてチームに入ることができました。自分で道を切り開くことの大切さと、自分からアクションを起こすことの重要性を実感しました。夢や目標に向かって積極的に行動することで、新しい可能性や出会いが広がります。

Q14

P. 家族へのメッセージ

家族には本当に支えられてきました。特に妻には、私が自由に挑戦することを許してもらい感謝しています。これまで家族のために頑張ってきた、認められたいという思いもありましたが、家族から離れて挑戦したこともありました。しかし、これからは妻も仕事を辞めて2人で館長として活動する予定です。一緒に学校を作るのではなく、共に空間を創り上げたいと思っています。一緒にこの夢を実現できたら嬉しいです。また、兄弟にも本当に感謝しています。ありがとう。

COMPANY PROFILE

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一般社団法人COLOR-P
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