「こんなに美しい女性の方がいるんだ！」
朝倉社長の書籍(仕事が出来て愛される上品な作法)を手にした時の衝撃は、今でも忘れられません。あの運命的な出会いから１９年…。朝倉社長の最大の魅力と凄さは“言っている事とやっている事が一致している点”です。常に自分を律し努力し続け、誠実な生き方をされている方です。
朝倉社長の人生の目的である「縁ある全ての人に愛と勇気を与え、共に成長・成功すること」を体現し続ける姿は、私や株式会社新規開拓スタッフ、そしてTSL塾生の皆様にとって、人生の師であり目標です。私達を常に大きな愛で包み込んで下さり、今を真剣に生きる姿を見せ続けて下さる凄い社長です。
私にとって、朝倉社長は「神様からのギフト」の存在です。100年続く会社を目指して共に歩み続けます！

副社長である「牧野　紀子」は、女性限定の営業塾トップセールスレディの塾生でもありました。コロナ禍で経営が初めて赤字になった厳しい時期でも、私の代わりに、人の10倍も20倍も会社のために動いてくれました。会社を一番支えてくれた人です。
先日動画を観ていたときに「自分にとって最も大切な人は誰ですか？その人を思い浮かべてください」という質問がありました。普通なら家族やパートナーのことが、頭に浮かぶと思うんですが、私は苦楽をともにした牧野が最初に浮かびました。牧野とのエピソードなら本を10冊は書けます。それくらい私にとって失うと一番泣いてしまう大切な存在です。

縁あるすべての人に愛と勇気を与え、共に成長・成功することを使命としています。人材教育を通して、組織と個人の夢の実現と経済・社会の発展に寄与するという経営理念を揚げ、人材育成・人材教育の研修、女性の仕事強化塾「トップセールスレディ育成塾の主宰を展開しています。
人材育成・人材教育は、私自身の経験や体験をもとにした営業の研修や階層別の研修を行っていて、9割は男性が受講者となっています。
また、力を入れていきたいのは女性限定の「トップセールスレディ育成塾」です。この育成塾は、能力豊かな女性が自分の才能や能力を十分に発揮できるよう、営業力、コミュニケーション力、人間力を実践で学びます。無限の可能性を秘めた女性たちに、いろんなチャンスを与えていきたいです。

中学生からママさんになるまで、バレーボール部のキャプテンを務めていましたので、女性によく慕われていた学生でした。女性は本質を見抜く感覚が鋭いので、慕われて嬉しかったですし、それは今も変わりありません。男性には怖がられますけどね。笑
また、大学の教育実習で小学校5年生を相手にサッカーをしたときの話ですが、私の見事なバナナシュートが決まったんです。その瞬間、男の子の目がハートになり「教えて、教えて」と、子どもにも慕われました。
教育実習を通じて、子供の能力の素晴らしさや教育の重要性を実感しました。内向的な子供は内向的に育てられたからそうなっただけで、教育次第で変わることができると実感し、教育の重要性を強く感じるようになりました。この実習経験が、私の将来の進路を決定づける大きなきっかけになったと思っています。
人の可能性は無限大であり、出会いによって人生は大きく変わると感じています。

小学校教師の時代を経て結婚をしましたが、その後離婚しました。生活力も経済力もなく、本当に惨めでした。株の業界に入りましたが何もかもうまくいかず、気が付けば4000万円の借金を背負っていました。この多額の借金を返すため履歴書を10社に送りましたが、9社は面接さえできず、教育会社の1社だけが面接をしてくれました。私は、講師募集で面接を受けたのですが、突然「営業をしませんか？」と面接官に言われました。もう後がない私は「はい、やります！」と返事をし、この一言が私の人生を大きく変えたのです。それ以降3つの仕事を掛け持ちすることもありましたし、両肺が真っ白になり命を落としかけたこともあります。それでもがむしゃらに働き、営業未経験ながら3年で売り上げナンバーワンになりました。この営業の技術を活かし、女性の自立を支援するため、有限会社朝倉千恵子事務所を立ち上げ、翌年2004年6月1日株式会社新規開拓を設立しました。

感情が動いた出来事は、大切にしていたものを全部手放したことで、執着心が消え私の中で何かがシフトチェンジしたことです。
私はすごく貧乏だったので、ずっとお金を追いかけてきました。名古屋城が見えるホテルがあるのですが、お城を見ながら「天下とったるで！」と決意していたくらいです。ボーナスを手にすると部屋に不釣り合いな高級家具を1つずつ購入していましたし、衣服も装飾品も100着以上ありました。必死に手にしたものだからこそ、手放しはできないと思っていました。
しかし、ある日ふと「人生最後の日」について考え、誰が整理整頓をするんだろうと思い、誰にも迷惑をかけないよう断捨離を決意しました。大切なものを手放すことって、一気に決断しないとできないんです。その決断をでき、大きなものを手放せたことは変化を感じた出来事でした。

経営における最大の危機は2020年からはじまったコロナ禍ですね。当社は、対面での研修を100パーセント行っていたので、対面ができない状況は厳しかったです。完全自粛期間でしたので、東京駅直結の丸の内ビルディング内にある本社にも入ることができませんでした。お客様を呼ぶこともできず、384万件のキャンセルや延期を余儀なくされ、女性限定営業塾も中止となりました。莫大な返金が発生し金融機関から1億3000万円を借り入れました。また、社員の雇用も守ることを考えると丸ビルにある本社は手放さないといけませんでした。この決断で創業以来はじめての赤字を経験しました。それまでの黒字経営が途絶え、昨年と比較し30パーセントも売上が減少という状況を迎えたことが、最大の危機でした。

経営危機を乗り越えるため、丸ビル本社を手放し名古屋に移転しました。同時に対面でセミナーができませんので、東京・麻布にオンライン配信スタジオを設置し、オンラインセミナーを開始する体制を整えました。この判断が遅れていれば会社は倒産していたかもしれません。その時々の判断・決断が少しでも遅れたら会社は潰れます。
もう一つ危機を乗り越えられた理由は、頼りになる社員の存在です。みんな必死な状況のなか、彼らの支えが最大の力となりました。特に副社長に就任した牧野の努力が、大きな支えとなりました。牧野は、講師・営業・部下育成の全てをこなしました。彼女の働きによって、株式会社新規開拓は危機を乗り越えたといっても過言ではありません。

牧野については、数々の面白いエピソードは10冊の本が書けるほどですが、もう一人話をするとしたら、中林　寛貴（なかばやし　ひろたか）という部下です。
彼は京都大学出身で、株式会社新規開拓に入った初の新入社員です。男前なのに大きな目からポロポロと涙を流すほど純粋培養の新人で、感受性豊かな一面を持ち合わせています。2012年に入社し、何も分からない中で怒られ、苦難のなかよく耐えてきました。名古屋支店の時代から、牧野の指導のもとで成長し、今では統括リーダーとして部下育成を行っていることが涙が出るほど嬉しいですね。牧野と共に歩んできた12年ですから、彼の存在は会社の名物として認知されるのではないかと思います。

私のリーダーシップのスタイルは、「部下に対して信頼し任せてみる」です。
学生時代、バレーボール部キャプテンを務めており、その経験がいかされています。バレーボールは自分一人ではできないスポーツです。メンバーの連携が大切で、チームワークを大事にして優勝してきました。私が他のメンバーを信頼せず、任せることもせず、口を出していたら、委縮して私にボールは投げられません。目標は相手コートにボールを返して点を取ることです。メンバーを信頼してボールを繋げる。ともに目標に向かって連携をとる。組織も同じです。一度任せると言ったら口を出さないと決めています。そうしないと自分以上の部下は絶対に育ちません。部下の可能性はすごいです。最後の責任は自分がとる覚悟があれば任せられます。新しい事業やプロジェクトに積極的に手を挙げてくる人材が好きです。責任は私が取りますから、会社の中で夢を持ち、夢を見てほしいです。

私の夢は、女性の自立を支援し、彼女たちの無限の可能性を引き上げることです。結婚や子育てをしながらでも、自分の才能を発揮できる教育に力を入れていきたいと思っています。
女性は自分の能力を過小評価しがちです。才能があるのに「私には無理です」「苦手です」と可能性をつぶしています。女性が可能性を信じて挑戦するチャンスを与えていきたいです。
もう1つは、熟年層の男性を救うことです。若い頃のコミュニケーション障害は可愛いですが、年配のコミュニケーション障害は、孤独に繋がりやすくなります。
それを防ぐための男性限定イベントを開始しました。トップセールスレディ育成塾の塾生と男性の融合を通じて、塾生のすごさ、女性のすばらしさを理解できることで、男性の新しい可能性も広がると考えています。
聡明な女性と魅力的な男性を増やすことで、日本社会の問題である誹謗中傷や足の引っ張り合いを防ぐことにつながり、最終的には本音で語り合える教育を進め、男性も女性も自分の可能性を最大限に発揮できる社会を実現したいと思っています。

私の強みは、前向きな姿勢で、新しいことに挑戦し続けるところです。
学生時代は要領よく、テストで出そうな問題だけを暗記して高得点を取っていました。そのため、教養系の知識は浅く、歴史や地理などの勉強もほとんどしてこなかったので、とても弱いです。もっと学生時代に勉強をしていれば良かったと後悔しています。知識の幅を広げるために、昨年から本を読み始め、読書習慣を身につけました。読書をすると、様々なことが学びに変わります。今が一番勉強している時期であり、一番賢いと言えます。62歳になった今でも、私の人生は今日ここから始まると思っています。
向き不向きより前向きの精神。何かを始めるのに、遅い早いはない。年齢を理由に諦めるのではなく、今日が人生で一番若い日なのだから「ここからや！」という気持ちでいることが夢を実現するための私の強みです。

SDGsに関して、弊社では女性の自立支援、ジェンダー平等、多様性の尊重に力を入れています。以前からSDGsには興味があり、コロナ禍のタイミングで勉強を進めていました。
ジェンダー平等について、私は仕事に男性も女性もないと考えています。企画では男性限定、女性限定としていますが、ビジネスの世界では、プロのビジネスパーソンとして認めてもらえる人材であること、いかに結果を出せるかが重要だと考えています。
そして女性の自立支援については、トップセールスレディ育成塾の取り組みです。塾では、女性たちが豊かなライフワークを築けるよう学ぶ力と稼ぐ力を養い、精神的にも経済的にも豊かになることを目標にしています。そのためには指導力、行使力、スピーチ力が不可欠です。インプットよりアウトプットの割合を高め、実践と行動を通じて結果を出す。結果を出すことで収入を増やす。塾でしっかりと学び、自立した豊かなライフワークを設定してほしいと思います。

当社の強みは、社長、副社長、管理取締役、上層役員がすべて女性です。全員、結果や成果を出して実力で任命されました。他の企業様で「男性役員のなかに1人だけ女性」という組織体制はよく伺いますが、わが社の「すべて女性」という組織体制は、これから注目を浴びたとき、非常に話題になると思います。
もう1つは、きめ細やかな社員教育です。女性がトップ層にいるので、社員一人ひとりを注意深く丁寧に見ています。その人の一面だけで判断するのではなく、360度の視点でサポートできているところです。
面白い制度は、誕生日休暇があるところです。食事券を渡し、誕生日を丸一日休んでもらう。誕生日は自分が生まれた大事な日であり、親に感謝する日でもあります。誕生日に遠慮なく休み、家族と過ごしたり親孝行をしたり、大切な人と過ごしてほしいと思います。

若い世代に伝えたいことは、チャレンジこそ人生だということです。
新入社員研修で、企業の人事担当の方から、ゆとり世代やZ世代について質問されます。よく年齢層の高い人が「最近の若者は大変だ」「若い者の考えがわからない」と言われますが、昭和世代とは価値観が違うんですね。価値観が違うから、いきなり同じ考え、同じ思い、同じ行動にはなりません。
若い子たちはすごく素直で相手のことをよく見ていますし、とても優秀です。この人についていきたいと思えば話もよく聞きますし、教えてあげれば才能や能力も発揮します。ただ知らないだけです。
私は、可能性がある若い人材に、過去の体験や経験を伝えていきたいです。経験や体験を伝えることで、遠回りが近道になることもあるし、無駄だと思えることが最高の贅沢になることもある。未経験でも営業トップにもなれる。私が未経験で「営業をやります！」とチャレンジしたように、人生なにが大きな変化を生み出すかわからない。すべてチャレンジすることから人生が始まるよと伝えたいです。