PROFILE
企業名
株式会社LERIRO
お名前
島川 大輝
生年月日
1983.6.8
出身地(都道府県)
兵庫県
出身校
早稲田大学
あだ名
大ちゃん
自分の名前の由来
大きく輝く
キャッチコピー
チョコ好きなぽっちゃりラガーマン
夢
感動笑夢をひとりでも多くの人々へ
社名の由来
「LeRIRO福岡(ルリーロふくおか)」
「ルリーロ」はチームのモチーフにもなっている「カワセミ」の羽の色「瑠璃色(るりいろ)」と「LeRire」(フランス語で「笑い」)という言葉を組み合わせて、世界中に「感動笑夢」を届けられるように「ルリーロ」と名付けられました。人生成分6つのキーワード
ラグビー・チョコレート
部活、特技
ラグビー部
好きな映画
ドラえもん
人生のバイブル
血と熱
テーマカラー
ルリーロ色
ゲンかつぎアイテム
赤いパンツ
パワー飯
カレー
好きなお菓子
チョコレート
底力の源
誰かが喜んでくれること
カラオケ十八番
島人の宝
苦しいとき励みになった経営のテーマソング
終わりなき旅
自分を動物に例えると
ホッキョクグマ
好きなファッションブランド
ユニクロ・無印良品・ZARA
子どもの頃の夢
弁護士
生まれ変わったら何になりたい
自分
休みの日の過ごし方
毎日休みのように仕事をしている・海に行く
CEO STORY
Q1
B. 上記であなたを紹介してくれた方はどのような存在ですか (350文字以上 推奨)
福岡県の国体の練習会で出会った吉瀬晋太郎先生です。自分の可能性を引き出してくれる存在ですね。現在進行中のラグビーのクラブチームを立ち上げるというプロジェクトは、最初は自分が主導でやるつもりはありませんでした。会社やチームの代表は吉瀬先生が適任だろうと思っていたんです。ところが「島川さん、お願いします!」と言われたとき、「わあ、私か!」と驚きました。そのとき覚悟を決めたわけです。
実は私は、過去にスポーツチームの経営やスポーツビジネスをやりたいと口にしていたそうですが、自分ではすっかり忘れていました。そんな気持ちがあったことを思い出させてくれたのが吉瀬先生です。彼は出会ったときから「高校日本一にしたいんだ、ウォー!」と言っている熱血漢です。全国大会に出る前からそんな調子なので、「面白い人だなー」と思っています!
Q2
D. どんな学生でしたか
高校時代、ラグビーに打ち込んでいくことが全てでした。ラグビーが本当に好きでしたね。私は埼玉の高校に通っていましたが「埼玉で優勝するんだ」「全国大会に行くんだ」と目標に向かって日々取り組んでいました。本当に恥ずかしいのですが、ラグビーを始めたのは先生に強制的に入れられたのがきっかけです。部活の入部届を出さなかったため、担任の先生に呼び出されたんです。私は先生が英語部だったので、そこに入れてくださいとお願いしたら「嫌よ、あんたみたいな子は」と言われて、ラグビー部を紹介されたのです。今思うと、いい加減な私の根性を叩き直すためだったのかもしれません。
ラグビーでは「One for all, All for one(ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン)」という言葉をよく使います。私は幼少期からみんなで何かをするという経験がなく、仲間や友達が欲しいという気持ちが強かったのです。だから、ラグビーが「for all(みんなのために)」というスポーツであることがすごく楽しかったですね。
Q3
E. 学生時代から社長になるまでの道のり(経歴)を教えてください
高校と大学を卒業した後、ろくな仕事に就かず、母校のラグビー部のコーチをしながらアルバイト生活をしていました。当時は「高校のチームを全国大会に連れて行く」という目標しか頭にありませんでしたね。そして2013年の30歳のときに、54年ぶり2度目の花園出場(全国大会)という夢を叶えました。その後、「じゃあ仕事でもするか」ということで、税理士法人に就職しました。
実は、大学4年のときにスポーツマネジメントの授業を受け、いつか経営をしようと思っていたんです。大学のラグビー部も1年で辞めて高校のコーチになったほどマネジメントに興味がありました。コーチをしながら勉強も続け、商社に転職後は独立し、会社を経営したりフリーランスになったりして現在に至ります。
Q4
F. 最近感情が動いたエピソード
最近感情が動いたのは「いろいろな人の応援があってこの試合ができているんだな」という気持ちになったことです。昨年このチームを結成し、初めてリーグ戦に参戦しました。何もかもが「初めて尽くし」でしたが、だんだん選手も増えて戦えるチームもできました。応援してくれる方々やパートナー企業も増え、地元の方もみなさん会場に来てくれます。「ヒト・モノ・カネ」が何もないところからスタートしたので、みなさんの応援が嬉しいですし感謝の気持ちもあります。
今ここに立っているのは、過去との関わりがあるからです。そして応援してくれている方々は、チームが掲げている目標を信じてくれています。嬉しいと同時に、未来に対する責任を感じますね。過去から未来までの気持ちがその瞬間にこみ上げてきて、心が揺れ動く感覚でした。
Q5
G. 汗と涙の塩(CEO)味エピソード(経営における最大の危機)
チーム立ち上げのときに苦労したことです。2021年の2月に「よし、チームを作ろう」と思いつき、秋頃から自治体などと話を始めました。「2022年4月にこの地域にクラブチームを作ります」「2025年にはサッカーでいうJリーグに参入するチームです」と訴えたんです。とはいえ「選手は集まるのか?」「年間予算の2億が集まるのか?」「リーグに参戦できるのか?」という不安を投げかけられました。結果的には、設立7ヶ月にしてトップキュウシュウリーグAで優勝できましたが、そのときはどうなるか誰にも予測できませんでした。
新しく立ち上げたチームは、一番下のリーグからスタートするのが通例です。トップキュウシュウのようなリーグに入るためには通常6、7年かかりますが、飛び級で一番上のクラスに入れてもらったんですよね。この1年は、まるで10年ぐらいタイムスリップしたかのような気分でした。
Q6
H. 経営危機をどのように乗り越えましたか
経営危機は「ノリ」と「勢い」で乗り越えました。「地域にクラブチームをつくる」「2025年にトップリーグである『リーグワン』に参入する」という夢をみんなと共有できたことが大きかったと思います。今回のプロジェクトでは、人口2万7千人の福岡県うきは市の移住応援と併せて「移住と雇用をつなぐ取り組み」を行いました。地方は生産人口の減少や過疎、人手不足に悩んでいます。そこに20~35歳ぐらいのラグビー選手が移住してくるのは、地域としても良かったと思います。地域や企業も選手の受け入れに協力してくれたことが大きな力になりました。
年間予算については今も土下座をして集めていますが、協賛してくださる企業に「一緒に戦いましょう!」という思いを伝えています。また、個人でもパートナーになりやすい仕組みを工夫して作っています。
Q7
I. 社員とのエピソード(名物社員紹介)、社員への思い
事業の姿かたちもない不安なときに、「よし、このプロジェクトをやっていこう」と集まってくれたのが今のメンバーなので、まずは夢を実現して同じ景色を一緒に見たいですね。メンバーの中には選手兼スタッフもいますが、みんなが同じ夢を共有して信じて取り組んでくれています。
人は「普通じゃない人生を送りたい」と一度は思うんじゃないでしょうか? それができるタイミングと、自分ができるかもしれないというギリギリなラインが目の前にあったから、ついて来てくれたのかもしれません。掲げた夢が大きいのでワクワクしますしね。メンバーにはありがたいと思っています。「じゃあ、行こうか!」と声を掛けたいですね。そう言えることが、私にとって一番の喜びでもあります。
Q8
J. リーダーシップのスタイル
私のリーダーシップのスタイルは、みんなが求めているリーダーになることです。現在のメンバーは、ほとんど全員がセカンドキャリアの問題にぶつかっています。ラグビーだけでなくスポーツをやってきたこのメンバーたちが、一番興味のある領域で力を発揮できる場所を作る感覚なんですよね。
「適材適所で駒を埋めていく」という経営管理がありますが、今は自分の気持ちに賛同してくれる人たちと一緒にチームを作り上げていくフェーズだと思っています。
ただ、ゴールを示すことは大事だと思います。大きな夢に向かって「こっちだよ」と方向を示すのが私の役割です。そして個々の能力を引き上げ、全体をゴールに導いていきたいと思っています。
Q9
K. 事業を通して実現したい夢
スポーツの可能性を広げることです。「どうしたらスポーツの価値を最大化できるか」に興味があるので、それをゼロイチでできるモデルを作ってみたいですね。スポーツチームといえば、巨大資本がバックにあることがほとんどですが、その中でも「チーム同士が協働して新しい価値を見出すこと」をやってみたいですね。
私たちの場合は特に、スポーツを通じて単にチームを立ち上げるだけではなく、「地域創生」につなげたいと思っています。スポーツがあることで地域が元気になっていくという未来を見てみたいし、新しいことにもチャレンジして、夢の実現につなげていきたいと思っています。
Q10
L. 夢を実現するために武器となる社長の強み、こだわり
「忘れやすいこと」です。「忘れる」と言ってしまうと、もしかしたら言葉が違うかもしれませんが、言い換えると「過去にとらわれない性格」なんです。仕事で失敗をしたり悲しい出来事があったりしても、マイナスに捉えない性格でもあります。
「失敗しても、失敗のまま終わらせない」という部分もありますし、「気にしない」という一面もあります。過去のことを引きずらず、思いっきり行動ができるのが強みだと思っています。夢である新しいスポーツの価値を創造することには向いているかもしれませんね。
Q11
M. 社会貢献、地域貢献、SDGsに関して実行していること
多くのことを実行しているのですが、その中でも一番多いのが地域のイベントへの参加です。この活動によって、少しでも地域が盛り上がれば良いなと思っています。
今後やってみたいことは、「ルリーロの森」を作ることです。うきは市周辺の地域には、年に一回氾濫する筑後川があります。植林をしていくことで、災害対策になれば良いと思っています。うきは市は全国792市ある中で唯一、上下水道が通っていないんです。市民は井戸水で生活しているのですが、それだけ水がきれいなんですよ。ルリーロ福岡のロゴは、水のきれいなところにしか生息しない「カワセミ」と、その下に「水しぶき」が表現されており、「水」は大切なテーマです。水を守りながら、みんなが楽しめる森を作る。それを仕組化していきたいですね。
Q12
N. 自社の強み、面白い制度
自社の強みは「何もないこと」です。ゼロからスタートしているので、いろいろなチャレンジがで、好きなことを自由にやれます。チームのビジョンは、「We have wingsだれもが、いつでもどこでも何度でもチャレンジできる社会の実現」です。私が考えた日本語訳ですが、このビジョンを貫いています。
チームができた背景からも、「チャレンジしたい」「何かやろう」という思いの強い人が集まっているんです。それが強みでもあるし、一方で弱みでもあるかもしれません。
体外的な制約はもちろんあります。リーグでは禁止されていることや、自治体の関係でできないことはあります。それ以外のことは何でもできますよ!
Q13
O. 若者に望むこと、共に挑戦したいこと、メッセージ
チームのビジョン「We have wingsだれもが、いつでもどこでも何度でもチャレンジできる社会の実現」に一緒に挑戦していこうと呼びかけたいです。私は20代の頃、アルバイトはしていましたが定職には就いておらず、いわゆるニートでした。ニート目線はいまだに持っているので、「安定していなくても生きていけるよ」と若者に伝えたいですね。
若者がやりたいと思うことがあれば、基本的にはやらせてあげたいです。ただし、時間軸的な制約はあります。現在は、「2025年にリーグワン参戦」を目標に掲げているので、その目標に真っすぐ進んでいきたい。若者がやりたいことと将来の展望、そして私たちのチームのビジョンが交わって、夢に向かって進んでいけたらと思っています。
Q14
P. 家族へのメッセージ
家族には、「好き勝手やらせてもらってありがとうございます」と伝えたいです。このプロジェクトを始めてから、家族との時間がだいぶ減りましたね。仕事の電話が鳴ることも多くなりました。先日、娘の送り迎えでドライブしているときに仕事の電話が鳴ったんです。娘は隣にいたのですが、電話中に、「うえんうえん」と何か言っているんですよ。電話を切った後に「どうしたの?」と聞いてみたら、電話してほしくなかったと言われたことがありました。それは申し訳ないことをしたなと思いましたね。
妻は、スポーツチームの広報として写真を撮るだけではなく、今の事業で運営しているフォトスタジオでも頑張ってもらっています。私の仕事に対しても「一緒に頑張っていこうー!」と言ってくれているので、ありがたいですね。
COMPANY PROFILE
- 社名
- 株式会社LERIRO
- 設立
- 2022年3月
- 社長就任
- 2022年3月
- 業種
- 娯楽業
- 事業内容
- プロラグビーチームの運営
- 提供価値
- 感動・笑・夢を一人でも多くの人々へ
- 本社
- 〒839-1321
福岡県うきは市吉井町18-10
- 活動エリア
- 福岡県
- 採用情報
- https://leriro-fukuoka.com/recruit