神奈川県
株式会社ウェーブズ 代表取締役 波多 広大
KOUDAI HATA
建設業界の魅力を取り戻す!
「建設業の魅力を取り戻す」ことを人生のミッションにしています。以前は私も、建設業はお金や生活のために働く場であって、目指す職種ではないと考えていました。
建設業は設計士をイメージしたり、計算ができないと働けないというイメージを持っていたり、その中で体力も必要ですよねと、全部ひっくるめて建設業ととらえている。つまりイメージもないほど何も知らないということだったのです。でもこれはチャンス!何もバイアスがないからこそ、これからいくらでもイメージを良くしていけると希望になりました。当社は社会に価値提供をしていく会社ですし、業界自体もそうなってほしいと考えています。
PROFILE
企業名
株式会社ウェーブズ
お名前
代表取締役
生年月日
1990.10.16
出身地(都道府県)
出身校
渋谷高等学院
あだ名
はたっち
自分の名前の由来
広く大きい心を持った人間になれるように
キャッチコピー
広く大きな心と背中を持つ男、広大!
夢
建設業界の魅力を取り戻す!
社名の由来
波多の「波」からWAVE'S
人生成分6つのキーワード
愛25% 縁25% 感謝25% 筋トレ10% たんぱく質10% 葉巻5%
好きな映画
海賊と呼ばれた男
人生のバイブル
成功哲学
テーマカラー
紺色
ゲンかつぎアイテム
担ぐならバーベル
パワー飯
鶏胸肉
好きなお菓子
せんべい
苦しいとき励みになった経営のテーマソング
俺たちの明日
自分を動物に例えると
犬
好きなファッションブランド
ユニクロ、BARNEYS NEWYORK
生まれ変わったら何になりたい
また今の人生
休みの日の過ごし方
筋トレ or キャンプ
CEO STORY
Q1
A. あなたをよく知る人物(家族・従業員・友人など)に紹介してもらってください。(他己紹介)
波多社長とは僕が建設業界に入って以来、共に仕事をしてきました。社長になる前、現場では持ち前の筋肉をいかして並外れたパワーで作業をしつつ、作業効率を上げるために何ができるか人一倍考えを巡らせていました。忙しい中でも疲れた表情など一切出さず自分たちに指導もしてくれる、とてもパワフルかつエネルギーに満ち溢れた先輩でした。
そんな波多社長が会社を設立することになり、ありがたいことに声をかけて頂きました。社長のもとで働き気がつけば10年。ここまでこられたのは社長の優しさや、誰よりも社員を気にかけ愛する気持ちに応えたいと思っているからです。冷静な判断力と大らかさを兼ね備え、いつでも笑顔で社員を見守る姿を尊敬しています。
Q2
B. 上記であなたを紹介してくれた方はどのような存在ですか
彼は経営幹部としてナンバー2を担っている右腕のような存在です。私が独立前に勤めていた建設会社時代の後輩で、起業するときに一緒についてきてくれました。仕事があるのか、給料の保証もないところ、私を信じてついてきてくれたので、責任を持って彼を守っていかなくては、と必死でした。仕事ぶりについては、とにかく責任感と向上心が強く、経営幹部として役割定義を理解してくれています。まだ20代ながら全面の信頼を置いているのは、会社の中での立ち位置をしっかり押さえ、物事に対しても真摯に向き合い、真面目で向上心を持ち取り組んでくれているからです。スタートから一緒にやってきたということもあり、私のことを本当によく理解してくれています。
Q3
C. 事業内容を詳しく教えてください
事業は、オフィスやテナントの退去に伴う工事をメインに引き受けていて、内装解体などのあらゆるお困りごとの解決をさせていただいております。
具体的には、オフィスや店舗が閉業するときや、事業拡大のために現在のスペースが手狭になって移転する場合の内装の解体と、原状復帰する施工です。先方が店舗を借りたときに結んだ契約条件のもと、借りる前の状態に現場を戻すところまでをやらせていただいています。
工事は大きなショッピングモールや商業施設さん、百貨店さんが多いですが、5平米や10平米の狭い店舗から1万平米の巨大な店舗まで、ありとあらゆる施設に対応して内装の改修工事を請け負っています。他社では外注業者に依頼するような工事内容も、自社で一貫して責任を持って対応しており、安心してご依頼いただいています。
Q4
D. どんな学生でしたか
正直言って不真面目な学生で、中学に入ったころから学校へ行かずに遊んでばかりいました。家庭環境が悪かったとか、何か劇的な出来事があってというわけではなく、ただ単に遊ぶことが楽しくて、怠惰な方へ流れたという経緯です。
当時は勉強する意味が全く分かりませんでした。中3になって進路を決めるとき、出席日数が足りなくて高校受験さえもできないと分かり、愕然としました。高校の卒業資格が通信制で取れると分かり通ってはみたものの、態度の悪い生徒ばかりで自分も染まりました。パンチパーマをかけた、ザ・不良です。そんな中でも面倒見の良い先生に恵まれ、なんとか卒業資格が取れました。特に目標もなく、通信制高校卒業後は中学の頃から働かせてもらっていた知り合いの建設会社に、そのままお世話になって働くことになりました。
Q5
E. 学生時代から社長になるまでの道のり(経歴)を教えてください
高校を卒業してから目指したいと思ったのは格闘家でした。当時はジ・アウトサイダー(アマチュア格闘技イベント)の全盛期で試合にも出ましたが、肩や腰の故障が響き、将来性を考えて格闘家の夢は諦めました。リハビリ中、当時はまだ珍しかったパーソナルトレーナーと出会い、自分と同じような苦しみを持った人に正しい知識を訴求できる人になりたいと刺激を受けました。ちゃんとした知識を学ぼうと、働きながら学校に通う決意をした頃、会社側の事情で退社。その時の仲間で、「ついていきます」と言ってくれた後輩2人を連れて、二十歳そこそこで今の会社を立ち上げました。以前の会社で取引先だった会社の社長さんに何でもやります、と仕事を発注してもらったり、経営のことを教えてもらったりしました。この業界で働いてすでに5年以上のキャリアはあったものの、経営はゼロからのスタートでした。
Q6
F. 最近感情が動いたエピソード
今までの最大の危機は、取引先の会社が倒産して、売掛金が未回収になってしまったことです。倒産した会社の負債額が約5億で、私の会社は1000万円ほど踏み倒されました。東京地裁から連絡がきたときには「破産手続きを開始しました」の文字に、ドキッ。勉強だと思って債権者説明会へ出かけ、身震いしました。ゼロの数が違うだけで、自分の会社もやっていることは同じだと。自転車操業で次にどこか1か所でも滞ったら明日は我が身。支払いが滞って取引先に迷惑をかけるのも、社員への給料の未払いも絶対にしてはいけない、と肝に銘じました。そのときは、現金化できるものは全て現金化し、いろんなものを切り詰めて、何とか持ちこたえました。その間にも2件ほど支払いが飛ばされました。お金の面ではそのときが危機的な状態でした。
Q7
G. 汗と涙の塩(CEO)味エピソード(経営における最大の危機)
切り詰めるところは切り詰めて、死に物狂いでお金の工面をしました。自分も現場に出てプレイヤーとしても働いていたので、会社の利益率が高かったのが幸いしました。自分の給料をなくして会社の利益を取らなければ、支払うことは何とかなると思っていました。現在33歳で10期も会社をやっていると、親の事業を受け継いだと思われがちですが、親は普通の会社員。親にお金を借りようなんて発想自体がなかったです。その時に学んだことは、倒産して相手が逃げたら逃げられっぱなしなんだということ。社員たちは行き先が書いていないバスに乗ってくれているけれど、もっと気持ちを引き締めていかないと付いてきてくれている社員を路頭に迷わすことになる。事前準備をしておかなくては、と改めて思い知りました。
Q8
H. 経営危機をどのように乗り越えましたか
お金の面だけでなく、人の離職が続いてしまうという経営の危機もありました。残ってくれたのは、スタートからいてくれた経営幹部の2人と、アルバイトの子が1人だけ。人がいなくなると、会社は大丈夫かな、給料は払ってもらえるだろうかと、不安になるのが普通です。そんなときにも、余計なことは何も言わず「わかりました」の一言で、私を信頼して現場を回してくれる2人には胸が熱くなりました。自分を信じてついてきてくれる人たちの期待を、絶対に裏切ってはいけない。彼らの決断は間違っていなかった、とするためにも、私も命がけで彼らの選択を正しいものにする必要がある、と覚悟しました。
企業理念は、自利利他一如の精神で誠実を追求するという意味の「三方誠実の追求」です。今まで積み重ねてきた誠実さが活かされました。
Q9
I. 社員とのエピソード(名物社員紹介)、社員への思い
GoogleやAmazon、Facebookも、始まりはガレージだったといわれています。現在は違いますが、私たちも倉庫から始まった経緯があります。解体業は夜勤の仕事も多い。大型商業施設だと、店舗が閉まっている間に工事を終わらせる必要があります。21時から翌朝の5時まで働き、8時から17時までの昼間は別の現場に行っていて、風呂と睡眠を短時間でとってという、今では信じられない働き方をしていました。ろくに休日もとらずに24時間365日、呼ばれたらどこにでも行くスタイル。ボロボロの倉庫にとめた車で仮眠をとって次の現場へ向かう状態は、車の中で生活しているようなものです。移動のロスもなく、機動力抜群。予定していなかった追加工事もすぐに対応できると、お客様から厚い信頼を得られました。そうして3人でやってきたことが、今では伝説になっています。
Q10
J. リーダーシップのスタイル
企業理念である「三方誠実の追求」をいつも心がけています。ここでいう「三方」とは自分(社員)・仲間(家族)・顧客(社会)のことで、自分が中心の核となり、仲間、顧客へと円が広がっていく同心円の構造です。まずは核である自分を満たしたうえで、他の人にも自利利他一如の実践をしてあげ、最終的に社会まで変えていくという想いが込められています。
会社は、社員にとって自分の可能性を発揮できる舞台です。顧客にとっては圧倒的な信頼をおける職人集団、社会にとっては業界を変えることのできる次世代の職人集団という位置づけです。建設業は作業員のことを容易く「職人」といいがちな業界ですが、本来の意味は卓越した技術を有する者が職人です。男性でも女性でも、事務所にいても工事現場にいても、全員が職人だとメッセージしています。
Q11
K. 事業を通して実現したい夢
「建設業の魅力を取り戻す」ことを人生のミッションにしています。以前は私も、建設業はお金や生活のために働く場であって、目指す職種ではないと考えていました。ところが、職業講和で高校へ出向くと、高校生の反応が自分の持っていたイメージと違い、「3K(キツイ・汚い・危険)」のネガティブさがないと感じました。設計士をイメージしたり、計算ができないと働けないというイメージを持っていたり、その中で体力も必要ですよねと、全部ひっくるめて建設業ととらえている。つまりイメージもないほど何も知らないということだったのです。でもこれはチャンス!何もバイアスがないからこそ、これからいくらでもイメージを良くしていけると希望になりました。当社は社会に価値提供をしていく会社ですし、業界自体もそうなってほしいと考えています。
Q12
L. 夢を実現するために武器となる社長の強み、こだわり
物理的にも精神的にもマッチョであるのが私の強みです。どの社長も、熱意や熱量など具現化するのが難しい、熱い想いはお持ちだと思います。もちろん私も例外ではないのですが、それに加えて体のマッチョさがあります。「健全な精神は健全な体に宿る」といわれ、心身一如と考えているため、心身磨きを実行しています。小学生から空手を始め、中学から建設業で働き、格闘家にもなったので体は非常に鍛えられています。この体は闇雲に筋トレして作った肉体ではありません。メンズフィジークといって、上半身の筋肉のバランスの良さを競うボディビルみたいなコンテストに出るために磨いてきたものでもあります。全国大会にも出場し、見た目も認められてミスタージャパンにも選ばれた経験があります。精神面も肉体面もマッチョであることが私の最大の特徴です。
Q13
M. 社会貢献、地域貢献、SDGsに関して実行していること
社会貢献としては、母校である通信制の高校へ職業講和に行かせていただいています。母校は私のころと違ってやんちゃな生徒は減り、精神的な事情で全日制に通えない子がほとんどです。当時の私は目標もなく学校へ通っていたけれど、現状を話して希望を持ってもらっています。当時パンチパーマだった私の写真を先生が見せ、みんなをどよめかせるのが定番になっています。
SDGsに関しては、たくさん出る廃材の分別仕分けをトコトン行い、いかに処理困難物を出さないようにするかを考えています。廃材もしっかり分別すれば、90%以上が再生可能です。木材は細かく砕いて燃料チップに、再生砕石のコンクリート破片も細かく砕けば建物の地盤の最初に敷く砂利として使えます。普段から仕事の一環としてやっていることがSDGsなので、特に意識することなくできています。
Q14
N. 自社の強み、面白い制度
一風変わっているのは、事務所に置いてあるプロテインとサプリメントが飲み放題ということです。私がボディメイクをしている関係で、プロテインやサプリを飲用していることから、社員にも摂ってもらおうと考えました。私ほど熱心に飲む人はいないのですが、私はボディメイクのプロフェッショナルなので、症状に合わせてどのサプリを摂ったらいいか適切なアドバイスができます。車両基地にはトレーニングジム機器も少なからず置いてあり、トレーニングし放題。希望すれば私のパーソナルトレーニングが無料で受けられます。
今後は健康増進のためにトレーニングジムやフィットネスに通いたい人がいれば、その費用を負担するのを福利厚生に入れたいと考えています。特に体が資本になるこの仕事ですから、今後も健康増進に努めます。
Q15
O. 若者に望むこと、共に挑戦したいこと、メッセージ
人生のミッションである「建設業の魅力を取り戻す」ためにも、今までにある建設業界の慣習と風習の中で、不要なものを排除して未来を創造していくことを、若い力と一緒にやりたいです。時代に合わせたやり方で、建設業の魅力ある新しい価値を世間に浸透させていきたいです。
私自身が33歳で20代の社員も多く、職業講和で興味を持ってくれた新卒の子も入ってくれました。熟練者もいますが、会社の平均年齢は30歳を切っています。既存事業の公益を形成するものしかやりませんが、今後もいろいろな事業を展開していきたいと思っているので、一緒にできる仲間となってほしいです。愛と熱意と誠実さは欲しいのですが、「才」はさほど重視しておらず、「徳」が一番大事です。まっすぐで素直さのある人と一緒に未来を作っていきたいと考えています。
Q16
P. 家族へのメッセージ
家族には、ただただ感謝しかありません。好きにやらせてもらい、集中させてもらえる環境をいつも作っていただいて、ありがたく思っています。小学5年生と5歳の子がいますが、家族で過ごす時間もとれており、仕事ばかりしているというわけではありません。
経営者はワークライフバランスをいかにとるかが肝心です。だらしなく長時間仕事して、後ろ髪を惹かれて途中で仕事を切り上げる、というどっち付かずでダラダラしたやり方は好みません。現場が365日対応していることもあり、私も決まった休みがありません。だからこそ、たとえ家族が揃う土日に仕事を入れても、そのほかのタイミングで家族と過ごす時間をとれるような、メリハリのあるタイムマネジメントが必要だと考えています。いい意味で仕事とプライベートが混ざる、ワークアズライフでやっています。
Q17
チームやプロジェクトメンバーと成し遂げた取り組み
昨年、今まで受けたことがない大きな規模の受注をやり遂げました。1万5000平米もある大型商業施設の改修工事です。商業施設は閉めている期間が損失になるので、短い工期で終えることを求められます。軽く見積もって4か月かかるところを1か月といわれた案件で、シンプルに考えて、その現場一つにかかりっきりで24時間回し続けないと終わらないシビアな試算でした。ちょうどゴールデンウィークを挟む時期で、社員に休みも取らせたい。そこで社員とミーティングを重ね、休みは交代でとり、他の現場も回しながら、31日以内にやり遂げる!という決意で気持ちを一つにして挑みました。その結果、全員がきっちり休みを取りながら他の現場も回し、予定より10日も早く終えられました。力づくでどうにかする根性論ではなく、ゴールから逆算して挑むことの重要さを再確認した出来事でした。
Q18
健康経営や人的資本経営に関する取り組み
私がボディメイクやトレーニングに興味があるので、会社の中でも健康へのマインドセットを実践しています。先に話したように、倉庫にトレーニングジムの機材があったり、事務所にサプリメントを用意したりしているのも、健康経営の一環です。
実は、メンズフィジークコンテストでの経験を活かして、別会社を立ち上げました。和風空間が特徴のトレーニングジムです。私はサプリメントについては管理栄養士さんと話ができるくらいの知識はあるし、ダイエットトレーニングの指導もできます。
会社の女性スタッフが肌トラブルになったとき、肌に良いサプリを教えてあげ、プレゼントしました。咳が続いてのどの調子が悪いスタッフにも、サプリのアドバイスをして喜ばれました。私が普段から元気なのはサプリのおかげと納得し、スタッフも取り入れるようになりつつあります。
Q19
日本文化の継承や地域貢献に関する取り組み
建設業は「安全第一」が最優先です。そのために、昼休憩の前後、10時と15時にも休憩をとる習慣があります。私はこの習慣を、日本の良き文化を引き継いでいると思っています。私の好きな言葉に「信じるな、疑うな、確かめろ」というのがあります。建設業は昔ながらのやり方や規定が多分に残っている珍しい業界です。果たしてそれが、今の時代に合っているか、もっと効率よくできることはないかと疑って、改善していくことも必要だと思います。日計月給についても、建設業界で取り入れているところは多いですが、それでは未来が描きづらい。少なくとも、年収ベースで考えられるようにならないと、短期的なところでしか考えられなくなってしまいます。良いところは継承し、デメリットになり得る習慣は、会社の判断で変えていくようにしています。
Q20
D&Iの推進の取り組み、多様性についての考え
弊社ではモンゴル出身の研修生を受け入れています。建設業は深刻な人手不足で、外国人を採用しているところはたくさんあります。しかし、多くの企業は外国人労働者には日本人スタッフと仕事の内容を切り分け、言葉が通じなくてもできる作業をやらせておけ、という状況です。弊社においては、「外国人だから」という境界がありません。研修生を迎え入れるときには、一人の人として尊厳を持って接するよう口を酸っぱくして何度も言いました。「研修生は仕事を覚えて働く以外に、日本語につまずくことがある。身近にいる友達に話すように彼らにも接してほしい。」と。そのため、普段から濃密なコミュニケーションをし、良好な関係でつながっています。
Q21
若手の人材育成の取り組み
人材育成は、特に力を入れています。経営の三本柱である「採用・集客・教育」は、ずっと追いかけていかなければならないポイントで、特に教育についてはことあるごとにマインドセットをしていく必要があると考えています。業界自体が持つ悪しき風習のある中、易きに流されるのが人間です。会社は自己実現の舞台で、社員はそれを実感しながら、ずっとここで働きたいと思えるような会社作りを心掛けています。
今年、高卒で入ってくれた新人は、先生と一緒に会社見学と現場の見学をしてもらい、最終面接では作文を書いてもらいました。会社の理念「三方誠実の追求」のように自己の理念を定め、企業活動を通じてどのように社会貢献していくかというお題です。若手には今の状況や自分の目指しているものを取り入れながら、自己実現させていくことを応援するようにしています。
Q22
課題を持っている、困っている人を救った経験を教えてください
いろいろありすぎて、具体的に何を話したらいいか分からないくらいです。ただ、いつも心がけているのは、自分を信じてついてきている人たちを、必ず助けるということです。運転手の私は、行先の書いていないバスに乗り込んできた人たちを、目的地まで連れていく責任があります。今、自分についてきてくれている人たちは、自分にとって一番大事なスタッフです。その人たちが何か問題を抱え、抱えている問題を私に相談してきてくれた以上、解決するところまで責任を持って関わると決めています。抱えている問題は人と人とのトラブルが多く、そこに私が入って解決へと導きます。
Q23
事業転換を決断した経験はありますか?決断した背景や理由を教えてください
この解体業を始めて10期になりますが、これまで事業転換はしたことがありません。多くの業界が大打撃を受けたコロナ禍でさえ忙しかったくらいです。長期的に考えると、顧客の課題解決のためにできることを増やしていきたい、という思いはいつも持っています。
Q24
ユニークな福利厚生や働きやすさ向上のための取り組み
基本的に有給休暇はとりやすい方だと思います。ただ、こちらが思っているのとは裏腹に、現場の進捗状況や工期と工期の合間を縫いながら社員同士で融通しあってとっている、という可能性もあります。そのほか、アニバーサリー休暇というものがあり、自分の誕生日や大切な人との記念日を有給休暇にできる取り組みもしています。
社員には、パーソナルトレーニングの個人指導を無料で行いますし、倉庫に置いてあるトレーニングジムの機器が使いたい放題で、体力作りができるのはかなり珍しい取り組みだと思います。事務所にプロテインやサプリメントを常備しているので、そちらも飲み放題です。必要な人には、サプリの飲み方指導やダイエット指導もできます。今後は健康増進のために、ジムやフィットネスに通えるよう、福利厚生を整えようと考えています。
Q25
外国人の採用はされていますか?外国人が活躍できる環境づくりや取り組みを教えてください
技能実習生を受け入れていて、今はモンゴルの方が一緒に働いてくれています。先述した通り、日本人のスタッフには「外国人だから」という考え方は無しとし、一人の仕事仲間として接してくれています。驚いたのは、実習生を派遣してくださる組合の方から、日本語の学習が進んでいると褒められたことです。彼らの努力がもちろん一番なのですが、こちらもどうやったら伝わるか、いろいろな工夫をしています。英語で話したり、Google翻訳を使ってモンゴル語に訳してもらったり、相手が分かりそうな日本語ワードを並べて、なんとか意思疎通をしています。関わり方そのものが日本語を習得する良い環境になっているようで、今ではバーベキューをしましょう、と誘いを受けるほど打ち解けています。
COMPANY PROFILE
- 社名
- 株式会社ウェーブズ
- 設立
- 平成27年5月
- 社長就任
- 平成27年5月15日
- 業種
- 建設業
- 事業内容
- 原状回復工事、解体工事業、産業廃棄物収集運搬業
- 提供価値
- 店舗撤退時の工事を施工管理から施工までワンストップで行い、品質と価格の両面で最高のサービスを提供する
- 本社
- 〒224-0037
神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎南5-14-12 アトリオ101
- 社員数
- 15名
- 採用情報
- https://waves-kaitai.com/recruiting/