


PROFILE
企業名
琉球アスティーダスポーツクラブ株式会社
お名前
早川周作
生年月日
1976年12月17日
出身地(都道府県)
秋田県
出身校
明治大学
あだ名
しゅうちゃん
自分の名前の由来
遠藤周作より。
キャッチコピー
世界を獲りにいくスピードビジネスマン
夢
世界を獲りにいこう
社名の由来
アス(明日)ティーダ(太陽)
人生成分6つのキーワード
仕事、筋トレ、家族、クルーズ、トライアスロン、その他
部活、特技
トライアスロン部
尊敬する人
羽田孜
好きな映画
ロッキー
人生のバイブル
早川周作著『琉球アスティーダの奇跡』
テーマカラー
情熱の赤
ゲンかつぎアイテム
ゆずの『栄光の架け橋』を聞くこと
パワー飯
ニンニク餃子
好きなお菓子
スッパイマン
底力の源
志
カラオケ十八番
ゆず『栄光の架け橋』
苦しいとき励みになった経営のテーマソング
浜崎あゆみ『TO BE』
自分を動物に例えると
犬
好きなファッションブランド
ユニクロ
子どもの頃の夢
ドクター
生まれ変わったら何になりたい
公務員
休みの日の過ごし方
トライアスロン
CEO STORY

あなたを良く知る人物に紹介してもらってください(他己紹介)
有志有途を掲げ、常に実践している代表です。「強い地域強い者の社会ではなく、弱い地域弱い者に光を当てる社会を創りたい」という志をもち、仕事や人生の価値判断を、志に基づいておこなって、日本初となるプロスポーツチームでの株式上場を果たす姿は圧巻でした。夢を実現する力、思いを形にする力が桁外れていて、接する人たちを元気にするパワースポットのような存在です。

上記であなたを紹介してくれた方はどのような存在ですか
社長室の矢島さんです。10年ほど近くでサポートしてくれている家族のような存在で、世界中にいる「早川被害者の会」の一員です(笑) 商業のことから、日程調整、日常サポート、総務系全般をお願いしています。

どんな学生でしたか
やんちゃな学生でしたが、恵まれた生活をしていました。しかしある日、父親が会社を潰して突然蒸発。建設業の会社を営んでいたんですが、倒産するといなくなってしまったんです。残された私と母親は大変な思いをしました。世間からは冷たい目で見られ、親戚や行政も助けてくれませんでした。生活費や学費を稼ぐために、19歳の頃から朝は新聞配達、夜は夜間の大学に通い、深夜には皿洗いのアルバイト…。住む場所も4畳半ひと間、風呂なしトイレ共同3,000円くらいの部屋に住んでいました。とにかく働き続けた学生時代でしたね。

学生時代から社長になるまでの道のり(経歴)を教えてください
学生をしながら法律事務所でガムシャラに働いていたとき、投資家から出資のお話をいただき、大学3年生で不動産関連の会社を設立しました。そして25歳のとき、ある理由からその会社を離れることになります。社会構造に対して大きな違和感がありました。父が会社を潰して蒸発したとき、行政に行っても相手にされない、奨学金を借りに行っても保証人を連れてきてといわれる。強い光が当たりすぎるところがあるのに、弱いところは全く光があたらない、これはおかしいと感じ「世の中を変えたい」と思ったんです。そこで、2年半ほど元総理の秘書をやり、28歳で衆議院選挙に出ました。当選はならずでしたがお金を使い果たしたので、30歳で東京に戻りました。そのとき、創業期にお世話になった会社様から「顧問にならないか」など多くの声をいただき、金銭的に安定したところで沖縄に移住。現在の会社を立ち上げることになります。

最近感情が動いたエピソード
ここ数年で一番ドンと感動したのは、優勝したことです。初年度最下位からスタートしたのですが、3年間で日本一のクラブチームになりました。優勝した2021年の2月26日は偶然が重なり、15時30分に証券取引所から「上場申請したよ」と公表され、同じ日の18時に決勝戦で日本一になったんです。目指していた「上場」と「日本一のチームになった」のが同日だった、これはすごく衝撃的なことでした。とくに優勝した時は涙が出ました。感動以上の涙でしたね。

汗と涙の塩(CEO)味エピソード(経営における最大の危機)
私はあまり危機だとは思わないんです。当然コロナによって、卓球バルなどは月額の損失で700万円などありましたが…。基本的にはプラス思考で、楽観的なのかもしれません。イイことがあったら、悪いこともあるし、その逆もあるし。「人生の運の波」は決まっているので、低く低く低くしゃがまなければ「高くジャンプ」もできないじゃないですか。トレーニングもそうですけど、しゃがむのは「ジャンプするための準備期間」なので、まぁいいかなと。 キャッシュが底をつきそうだなんて、事業をやっていたら当たり前にあると思います。今回の事業でも2回くらいあり、「やばーい!やばいやばい!」って言っていました(笑)。話は変わりますが、私は、ベンチャー投資(エンジェル投資)を50社くらいやってきていまして、投資した方には「大切なものが3つだけある」とお話しています。1つ目は志で「社会貢献性」。2つ目は「明確なビジョン」。5年後、10年後、20年後に夢を持っているかどうか。3つ目は「継続」です。やめた瞬間にそこでゲームが終了してしまうので。この3つを大事にすること、それしか成功する道はないと考えています。

経営危機をどのように乗り越えましたか
「明るく元気に、オモシロ楽しく!」という感じですね。お金って天下の回りものですし、たまたま自分の口座にちょっとだけお金がなくなっているだけで、循環してくるものです。当然キャッシュフローは重要ですけど。いつも使うフレーズで「即断・即決・実行・責任」 というのがあります。資金がなくなったら集めるしかないですね。たまたまうちの口座に現金が少なくなっただけで、世の中にはいっぱいありますから。考えておきたいのは「日銭を稼げるビジネスモデル」と「資金繰りに困らないビジネスモデル」「内部留保を高めて次の一手を打てるビジネスモデル」の3種類です。その3つがないとビジネスは回らないんです。 事業をやっていると、資金の歯車が狂う時期が当然ありますが、危機が起こる前提で継続するための対策をとることが大事ですね。

社員とのエピソード(名物社員紹介)、社員への思い
名物社員といえば、管理本部長の平田という者がいまして、高校時代からの後輩なんです。なかなか厳しい企業を25年間耐え抜いてきた強者ですし、信頼していて弟のような感じです。他にもユニークな社員が多いですね。社員はみな家族のような存在です。

リーダーシップのスタイル
自由放任主義です。私が一番結果を出し背中をみせ「一緒にやろう。ついてこられる人はついてきてね」という感じです。航海だってそうですよね、途中で下船する人も出てくるし、定員があるので全員を最後まで連れていけるわけではない。それと同じだと思います。よく「頑張ります!」という人がいるのですが「頑張らなくていいんだよ、結果だけ出してくれれば」と伝えます。私は新聞配達からスタートしている人間なので、多少メディアに取材などされて華やかに見える部分があったとしても、基本はコツコツ地道に進めていくスタイルです。私や会社に憧れて入ってきてくれても「やります、やります、やめます」となってしまう事もあります。地道にコツコツ積み上げていく仕事なので、理想と現実のギャップを感じてしまうんでしょうね。

事業を通して実現したい夢
「世界を獲りに行く」ということです。スポーツビジネスで世界を獲りにいく、そこにすべてついてくるものだと思います。TDFと出会ったとき、5歳ではじめたスポーツで15歳でメダルが取れる可能性があることや、貧富の差がこれだけ拡大している沖縄で、お金をかけずしてチャンスが与えられる球技が卓球だといわれ納得しました。卓球は未経験でしたが、私の志にピッタリというところで、お話があってから30分でチームを引き受けたんです。卓球は日本人の体格にあったまま、世界を獲りに行ける素晴らしい競技です。しかし、夢と循環を与えるスポーツなのにどうしてお金の循環がないんだろうと考え、その現状を変えるために私が上場しようと決めました。ここ5年はこのスポーツに集中しているという感じですね。

夢を実現するために武器となる社長の強み、こだわり
志と夢、そして何が何でもやりきっていくことが強みです。志は「社会問題を解決したい」「こういう社会にしたい」という思いと信念です。揺るがない信念と思いをもつことが大事だと思います。また、私は忘却力に優れている一面もあります。いろんなことがあっても、乗り越えていかなきゃならないですし、引きずっていても仕方がない。忘れていく力がなかったら人生は苦しくなってしまいますし、この能力は経営でもすごく重要だと思います。よく会社に裏切られたとか騙されたとかの話はありますが、騙すより、騙される人生の方が幸せだとは感じますね。

社会貢献、地域貢献、SDGsに関して実行していること
地域貢献、SDGsに関してはさまざまな取り組みを行っています。2019年より、スポーツの力で沖縄からSDGsを推進する「オキナワSSプロジェクト」を始動。沖縄総合事務局と連携し、スポーツで産業を活性化させ、健康増進や子どもの教育といった課題解決を目指しています。また、アメリカのスポーツメーカー、アンダーアーマーと共同の寄付活動なども行っています。地域貢献では、沖縄県卓球協会と連携し「琉球アスティーダ」主催の「美ら島チャレンジ卓球大会」を開催。小学生から大人まで約200名の卓球選手が集まり、熱戦を繰り広げました。そのほか、卓球部の指導者不足で悩んでいるうるま市と提携し、複数の中学校に毎週コーチを派遣することで卓球部の強化を行っていたり、ホームタウンの中城村では「ふるさと納税の返礼品」として、試合の命名権や選手・監督のイベント派遣など多くのサービスを提供しています。さらに、内閣府沖縄総合事務局との連携では「県内小中高の卓球部の生徒」や「シングルマザー親子」を卓球のホームマッチに無料でご招待する活動も行っています。

自社の強み、面白い制度
やっている事業自体が斬新で面白いのではないですかね。

若者に望むこと、共に挑戦したいこと、メッセージ
「一緒に世界を獲りにいこうぜ!」ということです。少子高齢化の中で、日本国内だけを見るのではなく、一緒に世界を目指せる若者と一緒に戦っていきたいです。「思いや情熱に共感した若者と世界を獲りに行く」ということが私の願いです。

家族へのメッセージ
「どうしようもないバカですが、これからもよろしくお願いします」ということですかね(笑)。いつもありがとうございます。
COMPANY PROFILE
- 社名
- 琉球アスティーダスポーツクラブ株式会社
- 本社
- 沖縄県
- 活動エリア
- 世界 アジア
- 設立
- 2018年2月
- 社長就任
- 2018年2月
- 業種
- サービス、卓球
- 事業内容
- プロスポーツチーム運営
- 提供価値
- 夢と感動を与えるスポーツに新しい循環モデルを
- ホームページ
- https://ryukyuasteeda.jp/
- 採用情報
- 正社員、パート、アルバイト