埼玉県さいたま市
株式会社イナバプランニングカンパニー 代表取締役 稲葉 晴一
SEIICHI INABA
顧客、社員へ生涯の記憶に残るような唯一無二の存在となる
私自身は、保険を人生において必要なソリューションだと捉えています。
これまで保険や金融商品を通して、人のさまざまな人生を見てきました。もちろん、良い時もあればそうでない時もあります。誰にとっても人生は浮き沈みがあるからこそ、保険という商品は大切なお客様を守ることに繋がると感じると同時に、この仕事のやりがいや意義を感じます。
かつては言葉の寄せ集めのような経営理念を作っていた時もありましたが、初心を忘れず、お客様のためになるよう唯一無二のサービスを作っていきたいと思っています。
PROFILE
企業名
株式会社イナバプランニングカンパニー
お名前
稲葉 晴一
生年月日
1982年5月28日
出身地(都道府県)
あだ名
せいちゃん
自分の名前の由来
一生晴男
キャッチコピー
人生に伴走する金融ティーチャー
夢
顧客、社員へ生涯の記憶に残るような唯一無二の存在となる
人生成分6つのキーワード
サッカー、ゴルフ 、食事、金融、経営者との会話
部活、特技
サッカー部
好きな映画
アイアンマン
人生のバイブル
ビジョナリーカンパニー
テーマカラー
ブルー
パワー飯
ステーキ
好きなお菓子
ブラックサンダー
自分を動物に例えると
チーター
好きなファッションブランド
ユニクロ
生まれ変わったら何になりたい
生まれ変わっても自分に生まれたい
休みの日の過ごし方
家族と過ごす
VIDEO
CEO STORY
Q1
A. あなたをよく知る人物(家族・従業員・友人など)に紹介してもらってください。(他己紹介)
いつも仕事で飛び回っている超アクティブなビジネスマン。常に前向きで笑顔がさわやかです。朝もすごい早いのでいつ寝てるんだろうと心配になります。
声が大きく、ときどき話を聞いていないこともあります。とにかく元気な社長です。
Q2
B. 上記であなたを紹介してくれた方はどのような存在ですか (350文字以上 推奨)
12年一緒に働いている役員
Q3
C. 事業内容を詳しく教えてください
総合保険代理店として、生命保険・投資信託の仲介業やコンサルティング業を行っている会社です。企業・個人向けに幅広くサービスを提供していますが、単なる保険の提案にとどまらず、お客様一人ひとりの人生設計やご家族の将来に寄り添った提案を最も大切にしています。私自身、過去のお客様との経験の中から、保険という商品は、いざという時に加入者である本人はもちろんご家族や残された方々の人生を救ってくれる頼りがいのあるものだと考えています。そんな想いから、金融教育として税金や相続、老後資金に関するセミナーも積極的に開催しています。
もともとは小さな保険代理店から始まった当社ですが、お客様の人生のスタートから終わりまで伴走し続けられる存在でありたいと考え、保育園の運営や介護施設の運営なども視野に入れています。子どもからお年寄りまで、すべての世代の人々が安心して日々過ごせる環境を用意できるよう、末長く人や企業に寄り添っています。
Q4
D. どんな学生でしたか
はっきり覚えているわけではありませんが、表の顔と裏(内の)顔を持っていた気がします。
学生時代の私は、一見すると社交的で、クラスの中でも比較的目立つグループにいて、友達と賑やかに過ごしていたと思います。友達と遊ぶのも好きでしたね。
でも、実は内面では常に人と自分とを比較していました。どこかに「自分が一番でありたい」「誰よりも優れていたい」という思いが強くあったので、自分が人よりも優れているかどうかをいつもジャッジしていたのを覚えています。もちろん、そんなことを口に出したり態度に出したりはしていませんでしたが。
例えば、友達よりも良いものを持ちたい、みんなが振り返るようなかわいい彼女が欲しいといった欲求がすごくありました(笑)。今思えば、かなり強い上昇志向があったのだと思います。
Q5
E. 学生時代から社長になるまでの道のり(経歴)を教えてください
大学を中退し、実家の呉服屋を離れて自立の道を歩み始めたところから全てが始まりました。
埼玉の呉服屋で育った私は、家業の浮き沈みを間近で見てきました。そこで学んだのは、安定はいつでも崩れ去る可能性があるということです。だからこそ、自分の力で道を切り開きたいと思いました。
家を出て最初に考えたのは、『キャリアがなくても稼げる仕事』をみつけることでした。そんな時に出会ったのが保険業界です。正直、営業が得意だったわけではありません。でも、21歳の時に思い切って出資金を集め、起業に踏み切りました。
私の強みは電話営業でした。そこで、営業代行のような形で事業をスタートさせたんです。保険の担当者になって加入したり、紹介や商談の機会を買ったりする人たちがいて、そこに需要があると感じました。
でも、起業の道は決して平坦ではありませんでした。規制が入って高額な録音機を買わざるを得なくなったり、信頼していた先輩との合併話が裏目に出て会社のお金を使われてしまったりと、苦い経験もしました。
そんな中で、思わぬ転機が訪れたんです。父が個人で保険業をやっていたことがわかり、1500万円ほどの規模だった父の会社を1億円で買収することになりました。この事業が現在の基盤になっています。
Q6
G. 汗と涙の塩(CEO)味エピソード(経営における最大の危機)
幸せなことにこれまでずっと右肩上がりに成長してこられたので、特別危機というエピソードはないかもしれません。社員やお客様にも恵まれていますし、順調だと思っています。ですが、そんな中でも強いていえば、ある制度に切り替えた影響で、契約の取れる優秀な社員が何人か離れてしまった時は辛かったですね。
一体何をしたかというと、報酬形態をフルコミッションから固定給に変更したんです。この業界はフルコミッションの会社が多く、保険会社ごとに手数料が異なります。そのため、営業担当者が自分の報酬を高くしようと、手数料の高い保険を積極的に勧めてしまうことがあります。これでは、まったくお客様のためになりません。人として正しいことをした方が良いのではないかと考えた末、固定給に変更しました。
ただ、固定給になれば収入が下がってしまう担当者も出てきてしまいます。そのせいで人が離れてしまったというわけです。頭ではわかっていても感情的には辛かったですね。
Q7
H. 経営危機をどのように乗り越えましたか
合併した時の会社にいた時、社長が会社のお金を使い込んでいたということも影響して、30人いた社員がほとんど辞めてしまうという事態を経験したことがあります。数名の社員は残ってくれていましたが、その状況下で会社の役員は何をしていたかというと、残ってくれた社員のために何ができるか、あるいはこれから会社をどうしていけば良いかを話し合うのではなく、「社員の給料をいくらまで下げても離職しないか」を話し合い人員整理を進めていたんです。その状況に心底嫌気がさし、当時自分が会社に出資していた600万円と自分の顧客リストを置いて会社を去ることを決意したという経緯があります。
上記エピソードで語った報酬形態の変更(フルコミッションから固定給に変えた)により離職してしまう人がいて落ち込むこともありましたが、この時のことを思い出し、お客様にとって本当の意味で価値を提供できる人が育つ環境を整えていくべきだと強く信念を保つようにしました。
Q8
I. 社員とのエピソード(名物社員紹介)、社員への思い
以前、自分のやり方を全て社員に真似させようとしていた時期がありました。例えば、プレゼンの仕方や話し方も私と同じようにしてほしいと指示していたんです。
ですが、ある社員が私とはまったく違うやり方でお客様と話をしている様子を見かけたとき、私では聞き出せないような情報をお客様から引き出せていることにとても驚かされました。これは私にとって大きな発見で、「自分のやり方が全てじゃない。むしろ色々なやり方があった方が、たくさんのお客様の希望に応えられるんだ」と、自らの言動を見直すきっかけになりました。それからは、社員に対し自分の良いところを出してほしいと伝えるようになりました。会社に長くいる人も新しく入った人も、それぞれ良いところがあるはずです。今後も、社員一人ひとりの良いところを伸ばせる環境を作りたいと思っています。
Q9
K. 事業を通して実現したい夢
私自身は、保険を人生において必要なソリューションだと捉えています。
これまで保険や金融商品を通して、人のさまざまな人生を見てきました。もちろん、良い時もあればそうでない時もあります。誰にとっても人生は浮き沈みがあるからこそ、保険という商品は大切なお客様を守ることに繋がると感じると同時に、この仕事のやりがいや意義を感じます。そう思えるようになったエピソードはいくつもあるのですが、印象的だったのはあるご夫婦です。ご主人は会社を経営されており、毎月10万円くらいの保険に加入してくれていました。ですがある時期から、ご主人から保険から借入の相談を受けるようになり、なんとなく「会社の資金繰りがあまりよくないんだろう」とは気がついていました。ですが、その後も状況が変わらなかったのか、ご主人が突然亡くなってしまったんです。その時に、保険の手続きをしに奥様のところへ行ったら、泣きながらこう言ってくださったんです。「実は私も子どもと一緒に....と思っていましたが、夫が遺してくれたお金があるから、子どもと一緒に生きていくことができる」と。
このとき私は、保険がなかったら、このご家族はどうなっていたかわからないと、保険の価値の大きさを改めて感じたのです。かつては言葉の寄せ集めのような経営理念を作っていた時もありましたが、初心を忘れず、今後は、ますますお客様のためになるよう唯一無二のサービスを作っていきたいと思っています。
Q10
M. 社会貢献、地域貢献、SDGsに関して実行していること
社会貢献などと立派なことではないかもしれませんが、地域の子供たちへの金融教育には力を入れています。子供たち向けには「お買い物ゲーム」を行っていて、ゲームを通して世界のお金の歴史やお金の意味などを理解していきます。お買い物ゲームでは、子供たちが自分で商品を作り、それを親が買うという体験をしますが、お金を使うことは「ありがとう」を交換することだと知っていただきたいんです。
中学生以上の子供たちには、もう少し難しくして金融の知識や考え方を教え、将来のお金の管理に役立つ知識を身につけてもらっています。
こうした金融教育は、地域の子どもたちだけでなく、他の企業の研修などでも行っていたりします。地道なことかもしれませんが、こうした取り組みを続けることが大切だと思っています。
Q11
N. 自社の強み、面白い制度
退職金制度を社員自身が運用に参加できるようにしています。会社が一方的に決めるのではなく、金融の専門家として自らの資産運用にも携わってほしいと考えているからです。
他には、社員の健康をサポートできることはないかと色々取り組んでいます。水、お茶、無糖コーヒーはフリードリンクですし、冷凍食品を購入できる社食制度も設けています。これは特に一人暮らしの社員から評判ですね。社員が自宅に持ち帰って食べることもできるようにしており、コンビニ食に頼らずに栄養バランスの取れた食事ができるよう配慮しています。