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福岡県

東亜非破壊検査株式会社

代表取締役社長

中山 祥太郎

SHOTARO NAKAYAMA

日本の縁の下の力持ち

「関わる人すべての幸せの実現」が夢です。関わるすべての人とは、お客様や社員、世の中も含まれています。そのために何をすべきかいろいろ考えています。例えば、業界ナンバーワンになることもその一つです。関わる人のために感謝あふれる会社になれば、その夢は実現できるはず。他には、製造業で軒並み人が採用できないという問題に関心を持っています。日本は製造業に支えられてきた歴史があります。人がどんどん集まるような事業にして、この状況を変えていきたいですね。

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PROFILE

  • 企業名

    東亜非破壊検査株式会社

  • お名前

    中山 祥太郎

  • 生年月日

    1984年 1月 30日

  • 出身地(都道府県)

    福岡県

  • 出身校

    九州工業大学 大学院

  • あだ名

    ショウちゃん

  • 自分の名前の由来

    父の友人が事業で大成功した起業家の名前が堅という方でした。

  • キャッチコピー

    ニッポンの工業を支える伝道者(3代目)

  • 日本の縁の下の力持ち

  • 社名の由来

    日本からアジアを支える企業になろう、という創業者の意気込みです

  • 人生成分6つのキーワード

    後継者、人の縁、学び、政治への不満、社員、ふかみ

  • 部活、特技

    ラグビー部

  • 趣味

    筋トレ

  • 尊敬する人

    横塚元樹 ※漢字

  • 好きな映画

    鬼滅の刃

  • 人生のバイブル

    鬼滅の刃

  • テーマカラー

    白黒

  • ゲンかつぎアイテム

    なし

  • パワー飯

    ラーメン福(名古屋)

  • 好きなお菓子

    はみがきガム(初めて買ってもらおうとしたお菓子で、買ってもらえなかった)

  • 底力の源

    自分の笑顔

  • カラオケ十八番

    ゆず『いつか』

  • 苦しいとき励みになった経営のテーマソング

     大事マンブラザーズ「これが大事」※タイトル確認

  • 自分を動物に例えると

    きつね

  • 好きなファッションブランド

    美和縫製

  • 子どもの頃の夢

    消防士

  • 生まれ変わったら何になりたい

    今の自分

  • 休みの日の過ごし方

    子供と遊ぶ

VIDEO

CEO STORY

Q1

B. 上記であなたを紹介してくれた方はどのような存在ですか (350文字以上 推奨)

父親の代から勤めている常務です。年は一回り上ですが、信頼しているのでいろいろなことを話せます。とても会社を愛してくれている人です。会社で前例のないことに対しても「これどうですかね?」と聞くと、「やりましょう」「準備します」と話にのってくれ、「私もそう思います」と共感してくれるので、やりやすいですね。
私が提案することは、会社では突拍子もないことのように思われているかもしれませんが、実は一般的に見ればそこまで的外れではありません。今は私がやりたいことを止める必要もないので、常務も賛成してくれているのだと思います。

Q2

C. 事業内容を詳しく教えてください

私たちは非破壊検査を行っている会社です。
「ひはかいけんさ」とは、『調べるモノを壊さずに検査対象物の状態や品質を調べる技術』を言います。
工場の生産設備、発電所や石油・化学薬品の貯蔵用タンク、橋梁やビル、鉄道や船舶など範囲は多岐にわたります。
部品の製造工程を経て完成品が組み立てられ、数十年を超えて使用されます。
正常な稼働を持続させるために、部品のきず、組立工程の異物混入や破損によるきず、稼働中の経年劣化や金属疲労によるきずを早期にかつ漏れなく発見し、修復しなければなりません。
非破壊検査は、各種構造物の「破損・事故を未然に防ぐ」ために非常に重要です。特に、プラントや発電所などでは安全に稼働し続けることが必要なため、非破壊検査技術は現代社会において「無くてはならない技術」です。

Q3

D.どんな学生でしたか

大学時代は普通の学生でした。小学校のころは学校を休むのが嫌で6年間皆勤賞。6年生までずっと年中半袖で過ごしていましたが、「半袖の子ども」のイメージとは違いモテました。中学校は成績が良くてオール5、生徒会長もしていました。ところが高校に入ると、オール5だったのがオール1、2になりました。ラグビー部に入って3年間部活に明け暮れていたので、勉強を一切しなかったんです。母親は「あの子は勉強をしなくなった」と嘆いていましたね。ラグビーの全国大会に出場するような学校だったのですが、私が在籍していたときは花園(全国大会)には出られませんでした。高校を卒業した後は、適当に受けた国立大学に進学し、マージャンとお酒とパチンコに明け暮れました。

Q4

E.学生時代から社長になるまでの道のり(経歴)を教えてください

大学は理系だったので、そのまま大学院に進学しました。就活は、今振り返ればめちゃくちゃだったかもしれません。会社に電話をして「入れてください」とお願いしたところ、採用されたのでそこに就職しました。ボイラー会社だったのですが、ボイラーの中に入れる水のろ過や淡水にする研究をする仕事です。3年くらい勤めたところで、父親がガンで倒れたので家業に入り、北九州や大阪、名古屋、千葉の現場で3年ほど働いていたんです。ところが会社で問題を起こしてしまって、国交省からの仕事が受けられない状況になりました。そして2016年に父親から「社長交代だ」と言われ交代に。父親の病気は治癒し、今はピンピンしています。

Q5

F.最近感情が動いたエピソード

消費税の勉強をしたときその仕組みを知り、大変腹立たしい思いをしたことです。消費者は、商品を買っても消費税を直接国に納めているわけではありません。実際に納めているのは事業者です。そうすると商品の価格は、消費税を含んだ全体で決められることになります。つまり、消費にかかる税という意味の「消費税」という言葉はうそで、企業の利益と人件費にかかる税金なんですよ。それなのに、レシートには「消費税」という項目を別につくって出しています。この仕組みを「おかしくない?」と言う人も多く、私も話を聞いてそう思いました。消費税を課すことは、企業に「値上げしないで大丈夫ですか?」と聞いているようなものです! 怒りの感情が湧いてくるでしょう?

Q6

G.汗と涙の塩(CEO)味エピソード(経営における最大の危機)

社長に就任して7年ぐらいしかたっていないので、経営における最大の危機はまだありません。強いて言うなら、人が採用できない今が危機でしょうか。急に迫ってきた危機というよりも、じわじわ真綿で首を絞められているような状況ですよね。「ゆでガエル」のようにゆっくりとした変化なので、早く気づいて対処することが必要だと思っています。その他には、まだ常務だったときに危機がありました。地震が起きたときに橋が落下しない落橋防止装置という機械があります。当時その検査をしていたのですが、手落ちがあることが判明したんです。そのため、国交省から今後発注しない企業に指定されてしまいました。そのときは、12月31日の夜中まで会議をするなどの対応に追われましたね。

Q7

H.経営危機をどのように乗り越えましたか

人が採用できないという経営危機には、金銭面と同時に「うちの会社で働きたい」と思ってもらえる職場づくりが必要だと思っています。金銭面では、来年から4万円のベースアップと、子ども手当の4千円を1万円に引き上げる予定です。他には「月曜日が楽しくなる会社」にしたいですね。「ありのままに」「やってみよう」「なんとかなる」「感謝を伝える」の4軸で幸せを実現する「ウェルビーイングプロジェクト」にも取り組んでいます。国交省の問題については、検査に関わる社内認定制度を作り、資格を取った後に社内認定を通らないと検査できない仕組みへと移行するつもりで、この制度で技術力を維持し、指定業者の名前を消したいと思っています。

Q8

I.社員とのエピソード(名物社員紹介)、社員への思い

社員には「幸せに生活してもらえたらそれでいい」でしょうか。感謝の思いを常に持っています。昭和の名経営者の考え方を取り入れると、「人のために生きることは自分自身のためになり、素晴らしいことだ」と感じています。今年から全国各地へ行き、永年勤続の方への賞状を手渡したり、他にも社員への感謝の気持ちを形にできないかと活動をしたりしています。名物社員と言えば、他己紹介をしてくれた常務でしょうか。私が取締役だったときに飲む機会があったんです。みんなが酔っぱらっている中、常務が横に来て「俺はこの会社が好きなんだぞ!お前はうちの会社をどうする気だ?」とボコボコに殴られました。会社が好きだということが伝わってきて、うれしく感じました。

Q9

J.リーダーシップのスタイル

今は指示してしまうタイプですが、本当は人に任せたいと思っています。堅い業種なので、言われたことをやっていればお金がもらえる仕事なんですよ。逆に、余計なことをいうとマズイみたいな空気感があります。「石橋たたいて壊す」タイプの会社でしょうか。私は「いやいや渡れるだろう」「渡って落ちろよ」と思うときもありますが、まず落ちませんね。そんな状況を変えていきたいと思っています。今は意見が出てきませんが、そのうちみんなから「これを変えたい」というような要望が出てきて決めていく環境にしていけるのが理想です。

Q10

K.事業を通して実現したい夢

「関わる人すべての幸せの実現」です。関わるすべての人とは、お客様や社員、世の中も含まれています。そのために何をすべきかいろいろ考えています。例えば、業界ナンバーワンになることもその一つです。関わる人のために感謝あふれる会社になれば、実現できるはず。ですから夢というより、取り組んでいった先に待っている結果になるでしょうか。他には、製造業で軒並み人が採用できないという問題に関心を持っています。日本は製造業に支えられてきた歴史があります。人がどんどん集まるような事業にして、この状況を変えていきたいですね。

Q11

L.夢を実現するために武器となる社長の強み、こだわり

強みは後継者であることです。優秀な人やスキルを持っている人は世の中にいっぱいいますが、後継者だからこそ思いを引き継いで貫くことができると思います。先代の思いや、社員を思う気持ちを強く持てるのが、後継経営者です。そう思えるのは、日本中どこを探しても私の会社しかないのかなと思っています。社長になる7年前までは「月報は全部手書き」という世界でした。それでも利益は上がっていたので問題にはならなかったのですが、私は社員に世の中の厳しさを伝えたかったため、社外研修に行かせて世の中の基準や常識を伝えるようにしています。

Q12

M.社会貢献、地域貢献、SDGsに関して実行していること

福岡県北九州市のイベントや市民活動などの地域に密着した情報を発信するサイト「まいぷれ北九州市」への事業参画や、町内パトロールなどです。町内パトロールについては、北九州市からSDGs活動企業として認定されて取り組んでいるものです。来年は、当社の事業である「モノを壊さないで検査する技術」を子どもたちに体験してもらうことになっていて、社会科見学として非破壊検査を実際に見て知ってもらう予定です。社会貢献については、会社を存続させ、雇用を生み納税することだと考えています。

Q13

N.自社の強み、面白い制度

私が社長であることです。「会社への愛」は誰にも負けません。私が社長だからこそ、自社が一番になれると思っています。よくある売上目標のために値下げするのは、社員を安く売るのと同じですし、売上のノルマをつけて営業させるのも品がなくて嫌いです。他社さんの仕事を取ろうとするのではなく、できないときに代わりに引き受けるという姿勢でやっていきたいです。また、社訓に「斯界の進歩発展に寄与する」とあります。自社でやっていることをみんなに伝え、業界全体を良くしていきたいですね。

Q14

O.若者に望むこと、共に挑戦したいこと、メッセージ

若者には「未来はそんなに暗くない」と伝えたいです。若者が閉鎖的になっているという話を聞きますが、自分たちの力で明るくできるし、世の中は絶対に変わる。「未来は明るいから頑張ろう」と声を掛けたいですね。あとは結婚してほしいです。お金がないために結婚したくてもできない若者が多くいます。若者の収入が低すぎるという統計も出ていて、私の会社では、頑張って給与を上げようとしているところです。この辺りは、国にも考えてもらいたいですね。

Q15

P.家族へのメッセージ

家族へは、日頃の感謝を伝えたいです。奥さんには子育てをしてもらっているので、特に感謝しています。結婚したからこそ、気づかされることも多くあります。会社でいろいろなことができているのも、その気づきのおかげです。「子どもの世話など大変だと思いますが、これからもよろしくお願いします」と言いたいですね。子どもは0歳と3歳で、元気に成長してくれたら良いと思っています。帰るといつも「お土産買ってきた?」といわれ、自分よりお土産が先かよって思いますけれどね。それと私は結構、子どもたちをからかっています(笑)。それを奥さんに見られて怒られるという感じですが、子どもとのそんな時間がとても楽しいです。

Q16

Q.社長の推しポイント ※社員さんからのコメント

・元気がありハキハキしている
・勢いがあり新しいことにチャレンジするチャレンジ精神
・何事にも前向きで元気があるところ
・社員を気にかけてくれて声をかけてくれる
・社員の事を第一に考えてくれる
・型にはまらない
・東亜(会社)を愛している
・筋肉がすごい
・ありのままに過ごしている
・ストイック

COMPANY PROFILE

社名
東亜非破壊検査株式会社
設立
1962年3月27日
業種
学術・専門サービス
事業内容
非破壊検査業
提供価値
日本への安心・安全の提供
本社

福岡県北九州市八幡東区山王1丁目13-15
拠点活動
https://www.toandi.co.jp/
活動エリア
全国
社員数
385名
採用情報
https://www.toandi.co.jp/recruit/