PROFILE
企業名
株式会社スタームービング
お名前
山本 恒夫
生年月日
1977年5月23日
出身地(都道府県)
神奈川県
出身校
神奈川県立港北高校
あだ名
やまも
自分の名前の由来
恒久平和を願う男になってほしい
キャッチコピー
ヒーロー好きな引っ越し屋
夢
スマートでカッコイイを目指します!
社名の由来
月や火星へ引っ越しする未来を創造しました。
人生成分6つのキーワード
バスケットボール、5人兄弟、子供5人の父、マラソン、昼夜バイト、その他
部活、特技:バス部活、特技
バスケットボール部
趣味
マラソン、ゴルフ
尊敬する人
イーロンマスク
好きな映画
インターステラー
人生のバイブル
稲森和夫著『成功と失敗の法則』
テーマカラー
黄色(星)
ゲンかつぎアイテム
パワーストーン
パワー飯
カレー
好きなお菓子
チョコ
底力の源
ビッグダディであること
カラオケ十八番
Mr.Childrenの曲
苦しいとき励みになった経営のテーマソング
長渕剛『StayDream』
自分を動物に例えると
馬(ペガサス)
好きなファッションブランド
FENDI
子どもの頃の夢
パイロット
生まれ変わったら何になりたい
起業家
休みの日の過ごし方
子供やペットと戯れる
CEO STORY
Q1
あなたを良く知る人物に紹介してもらってください(他己紹介)
取締役 仁賀さまより。21歳で起業し、常に新たな価値観に挑み続けるチャレンジャー。苦難の時は常に前向きな姿勢で向き合う楽観的感覚の持ち主。おおらかな性格で人の良い部分を引き出し、多くの人をひきつける魅力ある人物です。
Q2
上記であなたを紹介してくれた方はどのような存在ですか
彼は私の右腕のような存在ですね。2年前に同業他社からうちの会社に転職してきたんですが、実は元々知り合いだったんですよ。飲み仲間で(笑)当時私は、会社の経営方針や業務について相談でき、さらに自分の考えを提案してくれる人材を探していました。いろいろな人に相談して、彼にも「誰かいい人いない? 」なんて聞いていたのですが、なかなか見つからない状態でした。そんな中コロナ禍になり、彼が当時所属していた会社でもさまざまな変化があったようで、彼の方から「スタームービングで一緒に働きたい」と言って入社を希望してくれました。ヘッドハンティングしてでも欲しかった存在が自ら入ってきてくれて、本当に嬉しかったですね。まさに「引き寄せた」という言葉がぴったりだと思っています。
Q3
どんな学生でしたか
中高生の頃はものすごくストイックな性格でした。中学ではマラソン大会、百人一首大会ともに、3年連続1位を取りました! 順位がつくものは、「絶対に1番になりたい!」という気持ちがあったんでしょうね(笑)あまりはっきり覚えていないのですが。マラソン大会の前は、わざわざ家から自転車で1時間以上もかかる当日の会場に行って、コースを確認しながら練習していましたね。私はスポーツ万能タイプではなかったので、こうした準備や練習を積み重ねたからこそ、1位になれたのだと思います。百人一首大会も同じで、大会のために少ないお小遣いをはたいて百人一首を買いました。それを自分で読んでテープレコーダーに録音し、弟を巻き込みながら練習しましたね。結果全部覚えて、3年連続で1位になりました!
Q4
学生時代から社長になるまでの道のり(経歴)を教えてください
起業のきっかけは、高校時代に引越しのアルバイトをしていたことです。実は高校1年生のとき、原付バイクで衝突事故を起こしてしまったんです。当時は知識不足で任意保険にも入っておらず、その修理費を全額自己負担することになりました。しかも運悪く、相手は高級車に乗っていて、修理費がかなり高額で。5人兄弟で実家もあまり裕福ではなかったので、自分で稼ぐしか選択肢がありませんでした。そこからの高校生活は、バイト一色。学校は単位を取りに行くだけで、それ以外の時間はバイトに明け暮れる毎日でした。3〜4個のバイトを掛け持ちしていましたが、その中に引っ越し業があったんです。高校卒業後、縁あってプロフェッショナルな引っ越しを行う会社で数年間働き、21歳で起業しました。私が通っていたのは、県内でもトップクラスの進学校でしたが、バイトによって勉強もままならず、進学もしませんでした。「最低な高校生活だな」と思ったこともありましたが、ここで引っ越し業に出会ったからこそ、今につながっていると思っています。
Q5
最近感情が動いたエピソード
8月に長女が20歳の誕生日を迎えました。先日成人式の写真の前撮りをしたんですが、その姿を見て改めて、「ああ、生まれてからもう20年が経ったんだな」と感慨深かったですね。私には子どもが5人いて、成人を迎えた長女の他に、17歳次女、15歳三女、小3年の長男、年長の四女と、幼稚園〜短大までさまざまな年齢の子どもがいます。5人ひとりひとりと、できるだけコミュニケーションを取るように心がけていて、長女とも、学校や今後の仕事などいろいろな話をしています。
Q6
汗と涙の塩(CEO)味エピソード(経営における最大の危機)
2011年の東日本大震災の直後は、ガソリン不足などの混乱もあり、営業を続けること自体が非常に大変でした。そんな震災直後の3月下旬に盗難に遭い、約1,000万円の売上が盗まれてしまうという事件がありました。普段は社内に簡易ATMのような機械があり、現金はそこに入れて管理していました。週に一度、警備会社が回収に来て銀行に入金するというシステムです。ただ、この時は繁忙期だったので、機械に入り切らない現金が出てしまい、それを隣の小さな金庫で管理していました。その金庫ごと盗まれてしまったんです。
結局犯人は捕らず、金銭的にも大きな額だったので大きな痛手でしたが、それ以上に従業員全員を疑わざるを得ない状況となり、精神的にかなり追い詰められました。しかも、その後も夏までに3回も盗難に遭い、現金管理のATMを壊されたり、パソコンを盗まれたりということが続きました。この頃は今考えても一番の危機的な状況だったと思います。
Q7
経営危機をどのように乗り越えましたか
震災後、引っ越し業界のなかでも、被害を受けた東北の人々のために何かできないかという話があがっていました。ちょうど知人がボランティア団体の方とつながり、現地では避難所などで使う生活用品が不足しているという情報を得ることができました。そこで、引っ越しで不要になった家具や家電、生活用品などを送る支援を開始。夏までに、4トントラックで30台分ほどを岩手県大槌町に届けました。私自身も現地に数回行きましたが、現地を自分自身で見て、肌でその状況を感じたことは大きかったです。家がなくなり、家族を失う人も多いなかで、それでも頑張って生活を再建している姿を見て「たかが1,000万円くらい何だ!」という気持ちになりました。自分の小ささを実感して、逆に勇気とパワーをたくさんいただきました。それは従業員も同じだったようです。
Q8
社員とのエピソード(名物社員紹介)、社員への思い
私たちの会社は、常に“お客様に楽しんでもらうためにはどうしたらいいか”を追求しています。そのなかの一つとして、ハロウィンやクリスマスなどのイベントの日に、引っ越しスタッフが仮装して現場に行き作業をする、というものがあります。お酒の席や特別なイベント会場でもない場所で、昼間からキャラクターの格好で仮装して、トラックを運転してって、結構恥ずかしいと思うんですよ(笑)。でもみんな嫌がらずに楽しそうに対応してくれます。お客様を楽しませよう!という気持ちがスタッフにも共有されていると感じられて、とても嬉しいですね。
Q9
リーダーシップのスタイル
私の師匠に当たる人や、創業前に出会って尊敬している先輩たちは、世代もあると思いますが、自慢話をする方が多いんです。そこにちょっとした違和感があり、自分はやめようと思うようになりました。そうしなくても、その人の素晴らしさ、偉大さは十分に伝わり、人もついていくと思うんです。自らのすごさをアピールするのは逆効果に思えます。
ですから、自分で語るより背中を見せることで伝えていきたいと思っています。まあそんな時代でもないのですが、できるだけ自慢話はしないように気をつけていますね。また、会議などで幹部の意見を聞く機会を定期的に設けたり、別に時間を取ったりして、周りの人の話を聞く時間、姿勢は大切にしています。
Q10
事業を通して実現したい夢
引っ越し会社で働きたいと思う学生を増やしたいですね。学生の「就職したい会社ランキング」で10位以内に入ることを目指しています!人の役に立てるし、感動させることもできるとても良い仕事です。例えば、ディズニーランドのキャストって、憧れの職業ですよね。引っ越しを担う人だって、同じだと思うんです。実際に重いものをさっと持ち上げて運ぶとすごく喜んでいただけますし。それにも関わらず、キツくて辛い仕事というイメージが先行してしまって、実際の内容との相違があると感じています。引っ越し業はエンターテイメント的な要素があり、お客様に感動を届けられる仕事だということをもっとアピールしていきたいですね。そのために、SNSやYouTubeでの発信にも力を入れています。
Q11
夢を実現するために武器となる社長の強み、こだわり
人脈はとても大切にしていますね。小学生のときに、川崎から横浜への引っ越しを経験しているのですが、どちらの友人とも仲良くしていたので、一気に交友関係が広がりました。いろいろな人と付き合うと楽しいなぁ、という感覚の原点になっていると思います
高校時代に、サーフィンを通じてたくさんの人が集う場所に参加したことも大きかったかもしれませんね。自分の殻を破っていろいろな人と話せるようになったのは、サーフィンが影響していると感じます。起業してからも、人との交流やネットワークを重視してきました。同世代の社長同士のつながりのなかで、刺激をもらって頑張ってこられた部分もありますし、震災のボランティアなど、人脈があったからこそできた活動もあります。これからも人とのご縁を大切にしていきたいです。
Q12
社会貢献、地域貢献、SDGsに関して実行していること
東日本大震災での支援活動をきっかけに、その後も熊本地震、西日本豪雨や熱海の土砂災害など災害が起こった際に、ボランティア団体の方々と協力しながら、生活再建に必要な支援物資を届ける活動を行っています。社会貢献活動は、人のためだけではなく自分たちにも力を与えてくれると痛感しています。また、この活動は「まだ使えるもの」を活用することができるので、SDGs的な意味でも、意義のあるものだと考えています。
Q13
自社の強み、面白い制度
「引っ越し業界をもっとカッコよくしたい」という気持ちで、これまで独自の広告宣伝を行ってきました。引っ越し会社は動物をキャラクターにしているところが多いですが、うちは「スターマン」というオリジナルキャラクターを作り、トラックにも大きく描いています。また、映画「アベンジャーズ」をオマージュしたポスターを制作し、電車の車内広告にしたり、YouTubeのために日産スタジアムを貸し切って動画撮影・制作をしたりしています。その他にも、引っ越しの日に記念撮影を行い郵送したり、ダンボールを「吹き出し」付きにしたり、オリジナルのサービス・アイデアを展開しています。「吹き出し」付きダンボールは、2017年にあるお客様がTwitterでつぶやいたことで、大量にリツイートされ、ヤフーニュースに取り上げられました。また、それがきっかけでグッドデザイン賞をいただくこともできました。いろいろな方に楽しんでいただくことができて、とても嬉しく思っています。
Q14
若者に望むこと、共に挑戦したいこと、メッセージ
義理、人情を大切にしながら、仕事を楽しんでほしいですね。一から独立したり、違う会社に転職したりすると、それまで付き合いのあった人と疎遠になることもあるかもしれません。でも、長い人生ではどこかでつながって、再び別の場所で出会う、なんてこともあるものです。だからこそ「お世話になった人に感謝する気持ちを忘れないでほしい」。今の若い人は、それに気づいていないことが多く、もったいないと思います。人とのご縁を大切にしていると、いつか自分自身にも返ってきます。是非、義理や人情を大切に過ごしてほしいですね。
Q15
家族へのメッセージ
「経営者」として仕事を頑張っていくことはもちろんですが、それだけでなく、地域社会にも貢献していきたいと思っています。その一つとして、現在は中学校のPTA会長を務めています。子どもが5人いますので、仕事も地域活動もどちらもバランスよく取り組んで、社会に貢献していきたいです。子どもたちにとって「自慢のお父さん」になりたいので、今後も日々精進していきます!
COMPANY PROFILE
- 社名
- 株式会社スタームービング
- 設立
- 2010年10月
※1998年11月操業、2001年10月有限会社スタームービング設立
- 社長就任
- 1998年(創業)
- 業種
- 生活関連、引っ越し
- 事業内容
- スマートでカッコイイ引っ越し会社を目指す
- 提供価値
- お客様にコスパの高い感動を提供
- 本社
- 〒223-0057 神奈川県横浜市港北区新羽町673-1
- 活動エリア
- 東京都 神奈川県 仙台市
- 社員数
- 約100名
- 採用情報
- 中途、アルバイト