MY CEO AWARD 2023 FINALIST Pitch~東亜非破壊検査株式会社 中山祥太郎 社長(福岡)
2023年11月15日、東京・恵比寿ガーデンプレイス・ザ・ガーデンホールにて行われた、Z世代が選ぶ“推し社長”No.1決定戦【MY CEO AWARD 2023(マイシーイーオーアワード)】ファイナルステージ。全国からエリア1位に選抜されFINALIST7となった7名の社長が総勢450名以上の社長&学生の前でおこなった5分間のピッチ内容を紹介するCEOレモンスペシャル企画。ここでは東亜非破壊検査株式会社 中山祥太郎社長(非破壊検査業・福岡)のピッチをご紹介します。
ピッチテーマは「事業を通してZ世代と叶えたい夢」。会場の学生投票の結果、中山社長が2位に選ばれています。
~Pitch Report~
最近僕ね、男子バレーボール選手の石川祐希さんに似てると言われると嬉しいのですが、それと同じぐらい今テンション上がっています。笑
ここで何を喋ろうかあんまり考えていないんですけど、とにかく僕は関わる人すべての幸せを願っています。
僕らの非破壊検査業って、イメージ湧かないですよね。『調べるモノを壊さずに検査対象物の状態や品質を調べる技術』を言います。工場の生産設備、発電所や石油・化学薬品の貯蔵用タンク、橋梁やビル、鉄道や船舶など範囲は多岐にわたります。
僕も入社したとき何をしている会社なのか全然分からなくて、がむしゃらにどうにかこの会社を良くしたい、どうにか社員を幸せにしたいと考えていました。でも全くうまくいかず、役員にもすごく迷惑をかけた時代がありました。
そんな時、比叡山延暦寺に行ったんです。すると比叡山に「一隅を照らす(いちぐうをてらす)」という言葉がありました。照らせるところは小さくても、その光が集まればすごく明るくなるという意味なんですよね。その言葉を見たとき、スっと心に刺さりました。それまでは、僕が全てやらなくてはいけない、指導しなければならない、決めなくてはいけない、社員はなぜ考えてくれないんだと常々思っていました。しかしこの言葉に出会ったことで、社員もちゃんと会社の一部として考えてくれているんだ、ちゃんと照らしてくれていたんだという考え方に変わったんです。すると会社が良くなってきたんですよね。このとき、人を変えようと思わずに自分が変わったことで好転したという経験をしました。
お客様を幸せにしよう、社員も幸せにしよう、そしてそれが世の中を少しでも照らす光になれば、このような気持ちで今経営をしています。業界内で5番目ぐらいの立ち位置ですが、多分ね1位になっちゃいます。1位を目指そうとか、売り上げナンバーワンを目指そうとは絶対に言いません。「世の中を少しでも照らす光になろう」という心を持ってみんな進もうぜと、そうすれば勝手にナンバーワンになっちゃうよという話ばかりしています。笑
我々も製造業の一つですが、製造業は仕事としてすごく不人気で、どこの会社さんに行っても人が採用できないと聞きますが、日本を支えてきたのはやはり製造業なんですよね。
皆さんに、非破壊検査業をやってほしいとは言いません。でも、ちょっとでも製造業の方に目を向けて就職活動してほしいなと。もう一つは、先程一部を照らす話をしましたが、自分がちょっとでも輝ける場所を探してほしいんです。おおきな輝きじゃなくていいんです。だって僕だってこんなものなんですから。それぞれが輝かせられる部分だけ頑張っていれば、自然とみんなが助けてくれます。皆さんも、自分が輝けるだろうと思うところで頑張っていれば、誰かが助けてくれます。気難しく悩まずに、自分の未来を考えてほしいなと思います。
そして、私も自分の業種を輝かせるんですけど、今日ここに集まってくださっている社長の皆さんも、自分の事業範囲をいっぱい輝かせて、みんなで明るい日本にしていきたい。日本が今暗すぎて悲しいです。たくさんいい会社がありますし、Z世代の皆さんが起業してもいい。何してもいい。自分が輝ける場所をみつけてほしいです。
僕は今日「一隅を照らす」話をしにきたのかな。笑 もしよかったら比叡山に行って考えてみてください。以上です。さようなら。
※MY CEO AWARD 2023ファイナルステージでFINALIST(九州エリア代表)として行ったピッチ内容を記載
※MY CEO AWARD詳細はこちら https://shacho-chips.com/award/myceoaward/