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社長脳内リサーチ幼少期編

“社長脳”を育てるおもちゃは「ボードゲーム」習い事は「そろばん」

社長の“生まれ順”は!?「長子」4割「末子」3割
幼少期の将来の夢 1位「社長」28.0%

全国の社長のカード付きポテトチップスをきっかけに、PRや採用、ブランディングなどを支援するプラットフォーム 「社長チップス」 を提供している株式会社ESSPRIDE(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:西川世一)は、数多くの社長に出逢う中その生態にユニークな点が多いことに着目し、「社長って何を考えているの?」「社長の人生って?」「社長が好むものって?」など、社長ならではの経験や趣味・嗜好を知るべく、毎回調査テーマを設け「社長脳内リサーチ」としてシリーズ展開しています。今回は「社長の幼少期」に関する調査結果をご紹介いたします。

調査方法

  • 方法

    インターネット調査
    (株式会社Shake hands by ESSPRIDE調べ)※本調査・リリースにおける「幼少期」は、生まれてから小学校卒業までの期間としております。

  • 対象者

    全国の20~59歳で従業員数2名以上300名未満の経営者男女 100名(男性:97名、女性:3名)

  • 実施日

    2018年11月13日(火)
    〜11月15日(金)

あなたの兄弟姉妹での生まれ順をお答えください。(単数回答 n=100)

社長の兄弟姉妹の中での生まれ順を調査したところ、「長子」が最も多く、4割の社長が長男/長女であることがわかりました。次いで多いのは「末子」32.0%となりました。幼少期の兄弟姉妹関係でのエピソードを聞くと、「長子」は洋服や学用品がお下がりでなく新品を買ってもらえることを得だと感じながらも、「お兄ちゃん(お姉ちゃん)だから」という理由で我慢をさせられることがあったり、兄弟でいたずらをしたときに一番に叱られたりしていたようです。長子の社長は幼少期に忍耐や責任感を培われた方が多いのかもしれません。「末子」は家族や親戚に可愛がられる一方、兄や姉に力で勝てず、ケンカに負けたり食べ物を先に取られたりという悔しい思いをしていたようです。しかし初めてのことでも兄や姉から学べたことは幸運だと感じているようです。末子の社長は兄や姉を見て成功体験・失敗体験を知り良いところは取り入れ、リスクは避けるという、末っ子らしい要領の良さを経営にも発揮しているのかもしれません。

あなたの父親のご職業をお答えください。(複数回答 n=100)

社長の父親の職業を聞いたところ、最も多いのは「社長」36.0%となりました。今回の調査対象は男性社長が大多数ですが、男の子にとって幼少期に一番身近なお手本となる存在のひとりが父親です。その父親が社長である場合、会社経営における様々な事象を乗り越えながら家族や社員の生活を支え、道を切り拓く姿が将来の目標となり、自分自身も社長の道を歩む方が多いのかもしれません。

あなたは幼少期に厳しくしつけられたことはありますか。(複数回答 n=100)

社長が幼少期に厳しくしつけられたことは、1位「挨拶」43.0%、2位「食べ方」33.0%、3位「姿勢」25.0%となりました。幼い頃の習慣が大人になっても影響する項目が上位となりました。社長の品格は幼少期のしつけによって身についたのではないでしょうか。

あなたは幼少期に食べ物の好き嫌いがありましたか。また、あなたは現在食べ物の好き嫌いがありますか。(単数回答 n=100)

幼少期に食べ物の好き嫌いがあったか

幼少期の嫌いな食べ物(自由回答)

  • 「たくさんあった」と回答した方

    野菜の大半 / 魚類 / 甘いもの

  • 「少ないがあった」と回答した方

    トマト / ピーマン / セロリ / きゅうり / しいたけ / 納豆

現在食べ物の好き嫌いがあるか

現在の嫌いな食べ物(自由回答)

  • 「たくさんある」と回答した方

    トマト / いか / チョコレート

  • 「少ないがある」と回答した方

    レバー / ゴーヤ / ビーツ / らっきょう / ミョウガ / 酢の物

幼少期に食べ物の好き嫌いがあったか、また現在食べ物の好き嫌いがあるかお聞きしました。
幼少期は好き嫌いが「たくさんあった」21.0%、「少ないがあった」26.0%と、半数近くの社長は幼少期に食べ物の好き嫌いがあったことがわかりました。
嫌いだった食べ物を聞くと、「たくさんあった」と回答した方は「野菜の大半」「魚類」「甘いもの」と嫌いな“ジャンル”を回答し、「少ないがあった」と回答した方は「トマト」「ピーマン」「セロリ」など、具体的な食材を回答しました。
現在の食べ物の好き嫌いは「たくさんある」11.0%、「少ないがある」23.0%となり、好き嫌いがあるとの回答割合は幼少期と比べて少なくなっています。現在嫌いな食べ物は、野菜の大半が嫌いだった社長が「トマト」と回答するなど、幼少期より嫌いな食べ物が少なくなっているが、一部は克服できないものがあることがわかりました。また「レバー」「ゴーヤ」など、幼少期には食べる機会が少なかったと思われる“大人の味”の食材が回答されました。

あなたが幼少期によく遊んでいたおもちゃをお答えください。 (複数回答 n=100)

幼少期によく遊んでいたおもちゃは1位「ボードゲーム(すごろく、囲碁、将棋など)」40.0%、2位「積み木・ブロック」35.0%、3位「カードゲーム(トランプ、花札など)」34.0%となりました。現代の子育てでは思考力や創造力を養う“知育玩具”が注目されていますが、社長が幼少期に好んでいたおもちゃを見ると、現代で“知育”によいとされているものでよく遊んでいたことがわかりました。1位のすごろく、囲碁、将棋は頭を使って対戦するゲーム。ビジネスで常に勝負を続ける社長たちは、幼い頃から勝負することが好きな傾向があり、負けず嫌いな性格の持ち主のようです。

あなたが幼少期にしていた習い事をお答えください。また、幼少期にしていた習い事で現在役に立っていると思う習い事をお答えください。(複数回答 n=100)

幼少期の習い事TOP5
1書道42.0%
2そろばん36.0%
3ピアノ20.0%
4野球17.0%
5水泳15.0%
現在役に立っている習い事TOP5
1そろばん13.0%
2書道11.0%
3水泳7.0%
4ピアノ5.0%
4野球5.0%

社長が幼少期にしていた習い事1位は「書道」42.0%、2位「そろばん」36.0%、3位「ピアノ」20.0%となりました。「書道」は空間のなかで字を整えるためバランス感覚が養われる、また「ピアノ」は楽譜を覚えるため記憶力が培われ、複雑な作業を同時に行うことにより脳の活性化にも繋がるといわれています。また「書道」、「そろばん」、「ピアノ」ともに、長時間着席で行う習い事のため、集中力を養うのにも効果的とされています。社長の素養を身につけるのに適した習い事が上位となりました。
幼少期の習い事で現在役に立っていると思うものは、1位「そろばん」13.0%、2位「書道」11.0%となりました。社長が経営数字を計算する脳には、幼少期のそろばんで鍛えた計算力が役立っているのかもしれません。

あなたが小学生の時に好きだった教科をお答えください。 (複数回答 n=100)

小学校の時に好きだった教科1位は「算数」45.0%と、半数近くが回答しました。2位は「社会」41.0%となりました。社長は幼い頃から、数字や、世の中の仕組みに興味を持っていたのかもしれません。どちらかというと文系教科より理系教科が好きだった社長が多い傾向が見てとれます。

あなたの幼少期の将来の夢をお答えください。 (複数回答 n=100)

社長の幼少期の“将来の夢”をお聞きしました。その結果、1位は「社長」28.0%。幼少期から「社長」を目指し、その夢を叶えた方が約3割いることがわかりました。次いで多かったのは「プロスポーツ選手」18.0%、「パイロット」13.0%と、男の子の将来の夢の定番が回答されました。「その他」では「冒険家」「作曲家」「小説家」など、独創性あふれる回答もありました。

あなたが幼少期に最も影響を受けた人物をお答えください。(単数回答 n=100)

1父親34.0%
2母親20.0%
3学校の先生9.0%
4祖父8.0%
5祖母6.0%
6兄弟3.0%
6友人3.0%
8スポーツ選手2.0%
8部活の先生2.0%
10姉妹1.0%
「父親」の回答理由・記憶に残るエピソード
  • 仕事を間近で見ていたから。(56歳男性/新潟県)
  • 学歴はないが、世渡りが上手だった。(56歳男性/滋賀県)
  • 自分より他人のことを優先することを学んだ。(54歳男性/秋田県)
  • 常に理想の人だった。(55歳男性/滋賀県)
「母親」の回答理由・記憶に残るエピソード
  • 一緒にいる時間が長かったから。(55歳男性/岡山県)
  • 欲しいものは借金してでも買ってくれた。優しい母だった。(59歳男性/岩手県)
  • 一円玉を落としてしまった時に、一円玉なんて価値が無いと言ってそのままにしていたら、母親にお金がとても大事なものだということを諭され、それからお金についての考え方が変わった。(42歳女性/東京都)

社長が幼少期に最も影響を受けた人物1位は「父親」34.0%、2位は「母親」20.0%と、半数以上の社長が両親に影響を受けたと回答しました。
その回答理由やエピソードを聞くと、父親からは生き方や仕事に関しての考え方に影響を受け、母親からは精神面や情緒的な影響を強く受けているようです。

考察

「社長」の人格はどのようにして育まれるのか、今回は「社長の幼少期」について調査しました。

性格や思考・行動パターンに影響を与えると考えられる、兄弟姉妹での生まれ順は「長子」が最多、
次いで「末子」となりました。社長チップスでお会いする社長に兄弟構成を聞いてみると、面倒見のよい社長や責任感の強い社長は「長子」が多いと感じます。
一方、天真爛漫で世間の常識にとらわれない自由な発想をする社長は「末子」であることが多く、幼い頃から自分の好きなことに取り組んできたと語るケースが多いのです。

社長の幼少期の習い事で現在役に立っていると思うものの1位は「そろばん」でした。経営では常に計算が伴います。商談中、頭で計算しながら交渉しなければならない社長にとって、「そろばん」で鍛えた力が役立ちそうです。
また2位は「書道」となりましたが、社長チップスでは社長の字から個性を演出するシーンがあります。社長チップスに付ける社長カードをプロデュースする中で、社長の写真とともに「座右の銘」を自筆で書いていただくのですが、達筆であったり、味のある字を書かれる社長がとても多いのです。
字は自分自身を表現するとても重要な手段ですから、社長が書道を習っていたということにも納得です。
さらに、「ピアノ」は記憶力を高め脳の活性化を促すといわれていますが、「そろばん」「書道」「ピアノ」と上位にランクインしたものに共通していえることは、集中力を養うのに効果的とされていることです。これらの習い事を通して、社長としての素養を身につけてきたのかもしれません。

幼少期によく遊んでいたおもちゃとしては、現代のパパ・ママには “知育玩具” としてよく知られるものが上位となり、社長の論理的かつ柔軟な脳は、知育玩具によって育まれたことが証明されました。さらに興味深いのは、1位のすごろく、囲碁、将棋が頭を使って対戦するゲームということです。ビジネスで常に勝負を続ける社長たちは、幼い頃から勝負することが好きな傾向があり、負けず嫌いな性格の持ち主のようです。

そして、「社長は社長を目指して社長になったのか?」という疑問を解明するための質問、「幼少期の将来の夢」に関してですが、1位はやはり「社長」でした。幼い頃、 “大きくなったら社長になりたい!” と願い、実際にその夢を叶えた方が3割近くいるということは、社長チップスとして、これからの日本を担う未来の起業家や子どもたちに伝えていきたい調査結果です。